子会社からの取込で勘定科目の対応づけがずれる
子会社ごとに勘定科目体系が異なるため、科目マッピングにずれがあると、消去・調整の前提となる集計値が崩れます。警告が出ないまま決算へ進みます。
更改で問われるのは、構築側と別の目でどこまで確認したかです。GENZは開発を担当しない第三者として、連結固有の処理を対象にテストを設計・実行します。
支援実績5,000件以上













連結会計ソフトの検証では、資本連結や内部取引消去、外貨換算といった連結固有の処理ほど単体テストの範囲から外れます。差異が表面化しやすい五つの箇所を挙げます。
子会社ごとに勘定科目体系が異なるため、科目マッピングにずれがあると、消去・調整の前提となる集計値が崩れます。警告が出ないまま決算へ進みます。
親会社と子会社で計上時点や端数処理が異なると、内部取引の消去仕訳が相殺しきれず差額が残ります。差額は期末の連結財務諸表まで持ち越されます。
期中に持分比率が変わると、資本連結と持分法の計算が支配関係の変化を反映しない場合があります。のれんの算定誤りが決算時まで残ります。
在外子会社の外貨換算では、決算日レートと期中平均レートの使い分けが設定どおりに機能しないと、換算差額が期をまたいで合わなくなります。
開示帳票の集計値と、内訳を構成する明細データの出どころが一致しないと、監査人から算定根拠を求められた際に再構成できません。
更改後のシステムに不具合が残ったまま決算の期日を迎えると、遅れは開示・監査・内部統制評価へ同時に波及します。起きうる事態を三つに整理します。
連結会計ソフトのテストでは、単体機能の動作だけでなく、連結決算固有の処理に着目して観点を立てます。取込データ、仕訳計算、組織再編シナリオ、外部連携、記録の残し方という五つに整理します。
子会社からの報告データが全社分取り込まれているか、エラーになった明細がどう扱われるかを確認します。誤ったデータを再取込した際に、古い値が残らず上書きされるかもあわせて検証します。
内部取引の消去や持分法の調整について、設定したルールどおりの金額が計算されているかを数値で検算します。資本連結の開始仕訳や換算レートの適用など、組み合わせが多い処理は条件を変えて確認します。
期中の子会社新設や株式の追加取得、一部売却といった組織再編が起きた期の処理を、意図的に発生させて検証します。連結範囲の変動は定常期のテストデータでは現れないため、別のシナリオを用意します。
各社の会計ソフトや基幹システムとの連携について、項目の欠落や文字コードの差異、科目マッピングの不整合が起きた際の挙動を確認します。連携経路は案件ごとに異なるため、自社の構成で検証します。
テスト計画、実施記録、不具合の発生から是正までの記録を、内部統制評価で求められる粒度に合わせて残します。どの条件を試したかがあとから読み取れる形にしておくと、再構成の作業を避けられます。
テスト工程は、計画・設計・実行・報告の四つに分けて受け持ちます。社内に残る判断と、外部へ委ねる作業の境界をここで決めます。
現行の連結決算業務を洗い出し、消去・調整・データ連携のどこを検証するかを機能単位で切り分けます。ベンダーの構築側テストと重複しない範囲を定め、委託範囲の根拠として使える形に整理します。
四半期決算・期末決算・組織再編を含む期の処理といった業務シナリオをもとに、確認すべき条件と期待結果を設計します。試した条件と対象外とした条件があとから読み取れる観点表を作成します。
設計したシナリオを順に実行し、結果の合否だけでなく入力条件と出力の実績値を記録します。差異が出た場合は設定不備・データ連携・報告内容のどこに原因があるかを切り分けられる粒度で残します。
確認した範囲と確認していない範囲を分けて報告し、移行可否の判断材料として合議体へ上程できる形に整えます。内部統制評価で求められる粒度を意識して提出します。
固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。
人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。
独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。
JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。
連結会計ソフトには、クラウド型、オンプレミス型パッケージ、基幹システム内蔵の連結機能という形態があり、会計システムとの連携の仕方が異なります。GENZは形態ごとに検証対象を整理します。
クラウド型では、提供側の更新で画面や計算ロジックが変わります。更新のたびに、連結処理の結果が変わっていないかを確認する観点を用意します。
オンプレミス型では、自社で管理する設定値やマスタが結果を左右します。科目マッピングや消去ルールが出力へ反映されるかを検証します。
基幹システムの連結機能では、周辺モジュールとのデータ受け渡しが結果を左右します。連携元のデータが欠落なく取り込まれるかを確認します。
表計算ソフトからの移行では、手作業で続けてきた消去・調整の処理を新しいソフトで再現できるかが論点です。新旧の出力を突き合わせます。
決算日程との整合と、構築側のテストと重ならない委託範囲の整理を前提に、以下の順で進めます。
受け入れテストの工数不足が判明した段階で、現状をご共有いただきます。
検証する範囲と決算日程を確認し、社内に残る作業との境界を決めます。
確定した委託範囲と着手の日程に基づくお見積を提出し、ご契約いただきます。
連結固有の観点を整理したテスト計画を提出し、承認を経て着手します。
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連結会計ソフトの更改に向けて、テストの対象範囲、観点ごとの優先順位、必要工数の考え方を第三者の視点で整理してお渡しします。着手の日程もご相談の段階でご確認いただけます。