GENZ, Inc.

リリース可否を示す検証へ 牛群管理ソフトのテストを第三者の視点で設計・実行します

牛群管理ソフトの開発・提供側に向け、繁殖の日数管理といった業務の決まりをテスト観点へ翻訳し、検証範囲の根拠を文書に残してテスト設計と実行を支援します。

支援事例

支援実績5,000件以上

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この記事はソフトウェアテストの専門家が監修しています

監修枡井 愼治株式会社GENZ 代表取締役

GENZは創業以来、5,000件以上のソフトウェアテスト・第三者検証を手がけてきたプロフェッショナルです。品質に関する課題やお悩みに、真摯に寄り添います。

代表取締役 枡井 愼治 株式会社GENZ 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-11 ヒューリック御茶ノ水ビル3F TEL:03-5244-4711
01 ISSUES

牛群管理ソフトでよくある不具合

牛群管理ソフトでは、繁殖・搾乳・飼料・治療の各機能が同じ個体データを共有するため、機能をまたぐ部分で不具合が起きやすい構造があります。ここでは、提供側の検証で見落とされやすい不具合の例を挙げます。

発情予定日や分娩予定日が、起算日の扱いの差異により不整合となる

起算日の扱いが機能ごとに異なると、発情予定日や分娩予定日の表示に不整合が生じ、授精や乾乳の対応時期を誤るおそれがあります。

繁殖管理・日数計算

搾乳実績が二重に取り込まれ、個体ごとの搾乳量の合計が過大になる

同じ搾乳実績が二重に取り込まれると、個体ごとの搾乳量の合計が過大になり、成績分析の数値を実態と異なる値で見ることになります。

搾乳実績・取り込み

オフライン入力の記録が同期後に上書きされ反映されない

オフラインで入力した記録が同期の際にサーバー側の値で上書きされると、牛舎で入力した治療や授精の記録が消え、個体の履歴が欠けた状態が残ります。

オフライン同期

共有を解除した獣医の画面から、解除前の個体情報が参照できる状態が残る

共有を解除した獣医のアカウントに解除前の個体情報が残ると、契約関係の終わった外部の関係者が繁殖や治療の情報を参照できる状態が続きます。

権限管理・共有

画面に表示された受胎率と、CSV出力した数値が一致しない

画面の受胎率とCSV出力の数値が一致しないと、どちらが正しいかを都度確認する手間が生じ、経営判断の報告資料としてどちらも使えなくなります。

CSV出力・帳票
02 RISK

残存した不具合により生じる問題

繁殖管理・搾乳実績・治療記録が同じ個体データを共有するため、残存した不具合は一機能に留まりません。導入先と提供事業者に及ぶ影響を整理します。

業務上の問題対応を行う担当者の様子を写した写真。
03 REVIEW

静的テスト(レビュー)でおさえるべき観点

動的な実行テストの前に、仕様書とDB設計書を突き合わせておくと、機能をまたぐ不整合を早期に検出できます。繁殖期日や個体識別番号など、複数機能で同じ定義を参照する箇所から照合を進めます。

期日計算の定義が機能ごとに異なるままだと、繁殖予定の表示と通知に不整合が生じ、見落としにつながるおそれがあります。

繁殖期日の算出条件を、仕様書の日数条件と画面の表示仕様で照合する

発情予定日や分娩予定日の日数計算は、繁殖管理だけでなく通知や一覧表示にも共通します。仕様書の日数条件と画面の表示仕様を照合し、算出ロジックと表示の不整合を検証します。

確認する資料
  • 仕様書
  • 画面設計書
  • 通知仕様書
桁数定義の照合を怠ると、画面で受け付けた番号が登録時に弾かれ、記録の抜けが発生するおそれがあります。

個体識別番号の入力検証の条件を、DB設計書の桁数定義と照合する

家畜個体識別番号は桁数の境界値が不具合を生みやすい箇所です。入力画面の検証条件とDB設計書の桁数定義を照合し、画面では通るが登録で失敗する状態が残らないかを確認します。

確認する資料
  • 仕様書
  • DB設計書
  • 入力仕様書
重複・欠損の判定条件が未定義のままだと、実績データが二重に計上され、集計値が過大になるおそれがあります。

機器データ取り込み仕様の重複・欠損判定を照合する

搾乳機器やセンサーからの実績データは、取り込みの際に重複や欠損の判定条件が仕様へ明記されにくい領域です。連携仕様書と取り込み後の登録条件を照合し、判定の抜けを検証します。

確認する資料
  • 連携仕様書
  • 取込定義書
  • DB設計書
権限解除の反映を確認しないと、共有を止めたはずの外部関係者へ情報が見え続けるおそれがあります。

権限と共有範囲を役割別の操作と解除時の反映で照合する

獣医や受精師への共有は、役割ごとの権限区分に依存します。権限定義と画面の表示・操作の範囲を照合し、権限解除時に参照範囲へ即時反映されるかまで確認します。

確認する資料
  • 権限定義書
  • 画面設計書
  • 仕様書
集計期間の定義差を放置すると、画面とCSVで数値が合わず、経営判断の材料が信頼できなくなるおそれがあります。

集計の対象期間の定義を、画面の表示仕様と出力ファイルの仕様で照合する

搾乳実績などの集計は、画面表示とCSV出力で対象期間の定義が分かれると不整合が残ります。表示仕様と出力ファイルの仕様を照合し、期間の開始・終了の扱いの差異を検証します。

確認する資料
  • 画面設計書
  • 出力仕様書
  • 帳票仕様書
  • DB設計書
04 TEST DESIGN

動的テストの設計・実行のポイント

期日計算や権限の境界値が複数機能にまたがるため、各工程で何をどの粒度で検証するかを業務シナリオに沿って設計します。

STEP 01 ユニットテスト期日計算と入力検証の境界値を確かめる
どう確かめるか

期日算出と入力検証を、境界値分析と同値分割でユニットテストとして確かめる

発情予定日や分娩予定日の日数計算と個体識別番号の桁数検証は、機能をまたいで同じロジックが使われます。境界値分析と同値分割で観点を一覧化し、判定の境界値を仕様書と照合します。

  • 01発情・分娩予定日などの日数計算の境界値を抽出する
  • 02家畜個体識別番号の桁数・形式の境界値を検証する
  • 03機能をまたぐ共通ロジックの同値分割を整理する
OUTPUT境界値ごとの判定結果一覧
STEP 02 統合テスト機器連携を含むデータ経路の整合を確かめる
どう確かめるか

記録入力から機器データの取り込みまでのモジュール間の連携を統合テストで確かめる

スマートフォンからの記録入力や搾乳機器からのデータ取り込みは、経路をまたぐ部分で不整合が起きやすい領域です。統合テストでデータの流れを追い、画面と登録結果の一致を確かめます。

  • 01端末入力からサーバー登録までのデータ一致を確かめる
  • 02オフライン入力と通信回復後の同期の整合を検証する
  • 03搾乳機器・センサーからの取り込み経路を検証する
OUTPUT連携経路の不整合検出記録
STEP 03 システムテスト正常系と異常系の業務シナリオを検証する
どう確かめるか

繁殖から集計までの業務シナリオを異常系も含めて検証する

繁殖記録の登録から搾乳実績の集計、CSV出力までを業務シナリオとして組み立てます。通信断や入力順序の変化も(意図的に)発生させ、牧場の運用に依存する条件を検証側で再構成します。

  • 01繁殖記録から集計・CSV出力までの業務シナリオを検証する
  • 02通信断や入力順序の変化を(意図的に)発生させて検証する
  • 03獣医・受精師への共有権限と表示範囲の整合を確かめる
OUTPUT異常系を含む検証結果
STEP 04 受け入れテストと回帰テストリリース可否の根拠となる検証を行なう
どう確かめるか

受け入れと回帰のテストで端末やOSと既存機能を検証する

各端末とOSの組み合わせで受け入れテストを実施し、追加機能が既存機能へ及ぶ影響を回帰テストで検証します。絞り込んだ範囲の根拠を記録し、リリース判断の材料として示せる状態にします。

  • 01スマートフォン・タブレット・パソコンで同一データの表示を確かめる
  • 02基盤・OS更新後のデグレードを回帰テストで検証する
  • 03回帰範囲の絞り込み根拠を記録しリリース判断に供する
OUTPUT端末別・回帰範囲の検証根拠
05 RATIONALE

GENZが代行する牛群管理ソフトのテスト

固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。

OUTSOURCING RATIONALE THIRD-PARTY VERIFICATION

必要な時に必要な分だけ

人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。

独立した視点で品質を底上げ

独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。

専門ノウハウを即戦力で

JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。

ノートPCを前に担当者同士が相談しているオフィスの写真。

専門知識を持ったテストエンジニアが、第三者の視点でテストするメリット

  • 検証範囲の根拠を文書化し、リリース判断に使える形で残す
  • テスト設計のみ・実行代行など、分担の範囲を選べる
  • 既存の開発体制とリリース計画に合わせて進行する
  • 現場運用に依存する現象を意図的に発生させて検証する
06 SERVICE

テスト設計から報告まで担うGENZ

自社の項目書ではリリース可否を説明できない段階で、検証範囲の定義が課題になります。GENZは第三者の視点から、繁殖の日数管理といった業務の決まりをテスト観点へ翻訳し、設計から報告書の納品までを担います。

SVC 01

業務の決まりをテスト観点へ翻訳する

繁殖の期日計算や個体識別番号の桁数といった業務の決まりを、多業種の第三者検証の経験をもとに境界値と異常系のテスト観点へ翻訳します。

リスク要因と優先順位を示す無文字の図解。
SVC 02

検証の範囲と根拠を文書に残す

どの機能のどこまでを検証範囲とするかを第三者の視点で定義し、根拠を文書化します。属人化したテスト設計の前提を引き継げる形へ移します。

複数のシステムや連携先にまたがる確認範囲を示す無文字の図解。
SVC 03

既存の体制に合わせて工程を分担する

テスト設計のみ、設計と実行の両方、受け入れテストの代行から、既存の開発体制とリリース計画に合わせて工程単位で分担を選べます。

計画から報告までの流れを示す無文字の図解。
SVC 04

稟議に使える報告書まで納品

テスト外注費の稟議と経営への報告に使える報告書と証跡を納品します。範囲・期間・成果物を特定できる形で残り、社内説明の材料になります。

確認対象の領域を区分して示す無文字の図解。
07 FLOW

ご相談から納品までの流れ

検証は現状の体制と直近のリリース計画の確認から始めます。初回は一部の機能範囲に絞った着手も可能です。

ご相談とヒアリング

現在のテスト体制と開発計画、問い合わせ状況から不足範囲を整理します。

テスト設計と見積もりのご提示

対象機能ごとにテスト観点を設計し、範囲と工数を見積もりで提示します。

テストの実施と進捗の共有

設計したテストを実行し、不具合票の起票と進捗の共有を担います。

報告書の納品と修正後の再確認

検証範囲と結果、残存リスクを報告書にまとめて納品し、修正後に再検証します。

第三者検証のご相談はこちら

牛群管理ソフトの検証範囲と優先順位をGENZにご相談ください

現在の開発体制と直近のリリース計画をお伺いし、テスト範囲と優先順位、必要工数の考え方、関連テストの要否を整理してお示しします。初回は一部の機能範囲に絞ってご相談いただけます。