GENZ, Inc.

教育委員会・学校向け 校務支援システムのソフトウェアテスト

ベンダーの確認は標準機能と設定作業までで、自校の確認は別に残ります。自校の様式と運用の取り決めどおりに動くかを合否で判定します。

支援事例

支援実績5,000件以上

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この記事はソフトウェアテストの専門家が監修しています

監修枡井 愼治株式会社GENZ 代表取締役

GENZは創業以来、5,000件以上のソフトウェアテスト・第三者検証を手がけてきたプロフェッショナルです。品質に関する課題やお悩みに、真摯に寄り添います。

代表取締役 枡井 愼治 株式会社GENZ 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-11 ヒューリック御茶ノ水ビル3F TEL:03-5244-4711
01 ISSUES

校務支援システムでよくある不具合

校務支援システムの不具合は画面にエラーが出ないまま進み、処理は止まらないまま結果だけがずれます。発覚は帳票が児童生徒の手に渡った後です。

評価の取り決めが評定に反映されず成績がずれる

評価の観点や評定の規則が設定へ正しく反映されないと、取り決めと異なる評定が特定の教科や学年で確定します。発覚は通知表の交付後まで遅れます。

評定への未反映

通知表や調査書の氏名が別の字形で印字される

外字や異体字は登録画面では正しく表示されても、印字の段で字形が置き換わり欠落します。最初に気づくのは書類を受け取った児童生徒や保護者です。

印字の字形置換

年度更新で児童生徒の記録が正しく引き継がれない

年度更新処理で進級や卒業の反映に誤りがあると、記録の引継ぎ漏れや取違えが域内の学校で同時に起こります。発覚は新年度の運用が始まってからです。

年度更新の引継漏れ

転出入の処理が出欠や成績の集計に反映されない

転出入の処理が出欠の集計や評定の対象へ反映されないと、帳票は転出済みの児童生徒へ出力されます。原因の切分けは学校と設置者をまたぎ難航します。

転出入の未反映

連携先へ渡した名簿や成績が画面の内容と食い違う

学習系や設置者側との連携は項目の対応付けやタイミングが構成により異なり、画面と届く内容が食い違います。発覚は下流で原因の遡りに時間がかかります。

連携先との不一致
02 RISK

残存した不具合により生じる問題

残った不具合は校内のずれにとどまらず、児童生徒や保護者へ届いた書類で姿を見せます。波及と二重の手間と責任の問い直しが、放置した場合の全体像です。

校務支援システムの障害対応について、複数の担当者がモニターや資料を確認している実写画像。
03 REVIEW

静的テスト(レビュー)でおさえるべき観点

校務支援システムの静的テスト(レビュー)は、自校の様式と運用の取り決めを記した文書をシステムの設定値と照合する上流工程の確認作業です。仕様書が揃っていない状態からでも照合を始められます。

評定の取り決め

評価の観点や評定の規則と設定値を突き合わせ確認

評定の規則や出欠の扱いについて、自校の取り決めを記した文書と設定値を突き合わせ、文書にあって設定にない決めごとを稼働の前に洗い出します。文書になっていない取り決めは聞き取りから照合を始めます。

確認する資料
  • 評価規準一覧
  • 評定規則文書
  • 出欠取扱規定
帳票の様式と文字

通知表や指導要録の様式と文字の扱いを実務へ照合

通知表や指導要録などの帳票について、様式と記載項目を実務で使う書式へ照合し、氏名の外字や異体字の確認範囲を先に定めます。どの字形を正とするかは自校の側でお決めいただきます。

確認する資料
  • 通知表様式集
  • 指導要録様式
  • 外字対応表
年度更新の範囲

年度更新の手順と引き継ぐ記録の範囲を暦へ照合

年度更新処理について、前年度から引き継ぐ記録の範囲と完了の見極め方を学校の暦の期日へ合わせて確認します。作業の順序は期日から逆算して組みます。

確認する資料
  • 年度更新手順
  • 引継記録一覧
  • 学校暦・期日表
移行データの突合

移行データの項目対応と突合方法を切替の計画へ照合

現行のシステムや紙の記録からの移行について、項目の対応づけと移行前後の件数と内容の突合方法を切替の計画へ照らし合わせます。食い違いの原因を切り分けられる記録の形かを先に調べます。

確認する資料
  • 移行計画書
  • 項目対応表
  • 突合手順書
連携先との授受

学習系や設置者側との連携の項目対応を運用へ照合

学習系や設置者側のシステムとの連携について、名簿や成績の項目の対応づけとエラー時の扱いを相手側の運用の流れへすり合わせます。どちらの側が合わせるかの決めごとを接続の前に確定させます。

確認する資料
  • 連携仕様書
  • 名簿項目対応表
  • エラー時対応規定
  • 権限設計書
04 TEST DESIGN

動的テストの設計・実行のポイント

動的テストでは、校務支援システムを自校の様式のまま動かし、結果を確かめます。全数は実行できないため、技法で範囲を絞り込みます。

STEP 01 学校と様式と学年を区分する同値分割法で作った類型へ同じ条件を流す
どう確かめるか

学校や様式や学年の組み合わせを区分して確かめる

同値分割法では学校と様式、学年の組み合わせを同じ振る舞いの類型に分け、代表の条件で出力が取り決めどおりかを検証します。類型ごとの合否を記録し、どこまで確かめたかを追跡できる形にします。

  • 01学校と様式と学年の組み合わせを同じ振る舞いの類型へ分ける
  • 02代表の条件で出力が自校の取り決めどおりかを検証する
  • 03類型ごとの合否を記録しどこまで確かめたかを追跡できる形にする
OUTPUT類型別の合否記録
STEP 02 締めと進級の境目を確かめる締め日と年度の跨ぎの両側で挙動を確かめる
どう確かめるか

学期や年度の締めと進級の境目を境界値分析で確かめる

境界値分析では、締め日の直前と直後や年度の跨ぎを対象に、集計の帰属と指導要録への引き継ぎを検証します。境目の挙動は期日の前後を両方行わないと見えないため、実行時期を条件に明記します。

  • 01締め日の直前と直後や年度の跨ぎを境界値分析で選び出す
  • 02集計の帰属と指導要録への引き継ぎが切り替わるかを確かめる
  • 03境目の挙動は期日の前後を両方行う必要があり実行時期を明記する
OUTPUT境目前後の判定結果
STEP 03 版更新の確認範囲を絞り込む変わる設定と処理と時期を表へ展開して絞る
どう確かめるか

版更新のたびの確認範囲を根拠を持って絞り込む

版更新や様式の変更で、変わる設定と処理と時期をデシジョンテーブルテストの表に展開します。リグレッションテストの範囲はこの表から絞り込み、変更がない帳票は過去の結果と突合します。

  • 01版更新や様式の変更で変わる設定と処理と時期を洗い出す
  • 02デシジョンテーブルテストの表へ展開し確認の範囲を絞り込む
  • 03変更がない帳票は過去の結果と突合して差がないことを見る
OUTPUT版更新の影響範囲表
STEP 04 学期末の集中を負荷で確かめる成績入力と帳票出力が集中する時間帯を想定する
どう確かめるか

学期末の入力や出力の集中を想定した負荷で確かめる

負荷テストでは、学期末や年度初めに集中する成績の入力と帳票の出力を想定した負荷をかけ、処理の完了と画面の応答を見ます。負荷の条件は学校の規模と入力が集中する時間帯から設計します。

  • 01学期末や年度初めに集中する成績の入力と帳票の出力を想定する
  • 02その負荷のもとで処理の完了と画面の応答が保たれるかを見る
  • 03負荷の条件は学校の規模と入力が集中する時間帯から設計する
OUTPUT負荷時の処理記録
05 RATIONALE

私たちGENZが、このようなソフトウェアテストを代行します

固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。

OUTSOURCING RATIONALE THIRD-PARTY VERIFICATION

必要な時に必要な分だけ

人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。

独立した視点で品質を底上げ

独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。

専門ノウハウを即戦力で

JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。

オフィスで担当者同士がノートPCを前に、校務支援システムのテスト観点を相談しながら整理している風景。第三者視点のテスト支援を想起させる実写写真。

専門知識を持ったテストエンジニアが、第三者の視点でテストするメリット

  • 設定した側の画面では見えない評定のずれを交付の前に検出できる
  • 学校と様式と学年と処理時期の掛け合わせまで確認できる
  • 固定費を抱えずに人日単位で稼働前の確認を差し込める
  • 稼働判断の場で使える独立した検証記録と未確認の範囲が残る
06 SERVICE

5,000件以上の実績に裏付けられた校務の検証

GENZはベンダーや連携先の保守側と役割を分け、自校の側に立つ第三者としてソフトウェアテストの設計から報告を担います。20年の第三者検証の経験と5,000件以上の支援実績があり、人日単位のスポットでご依頼いただけます。

SVC 01

校務の流れに沿って観点を設計

確認観点は出欠や成績の入力から通知表の出力へと続く校務の流れに沿って起こします。自校の様式と運用どおりに動くかを軸に組み立てます。

校務支援システムの追加や改修と並行してテストを進め、検出した不整合を開発側へ戻す流れを示した赤白紙カード基調の無文字図解。
SVC 02

仕様書が揃っていない状態から参画

様式や運用の取り決めが文書化されていない場合でも、仕様書の揃っていない状態から参画します。聞き取りから確認観点の書き出しを支援します。

校務支援システムの確認候補が掛け合わせで広がる様子を示した赤白紙カード基調の無文字図解。
SVC 03

ISO 27001の体制で児童生徒の情報を扱う

学籍や成績など機微な情報を扱うため、ISO 27001の認証を取得した情報セキュリティ管理体制のもとで進めます。懸念には体制の事実で応えます。

第三者の視点で計画・設計・実施・報告が一貫してつながる流れを示した赤白紙カード基調の無文字図解。
SVC 04

確認済みと未確認を分けた報告

結果は確認を終えた範囲と未確認の部分を書き分けたテストサマリレポートにまとめます。稼働や引き継ぎの判断材料としてご活用いただけます。

テストの証跡を保全し、確認済みの範囲と未確認の範囲を整理した切替可否の判断の材料にまとめる流れを示した赤白紙カード基調の無文字図解。
※本ページに記載の支援内容・範囲は一例です。実際のご支援内容・範囲は、お打ち合わせのうえでご状況に合わせて決定します。まずはお気軽にお問い合わせください。
07 FLOW

ご相談から納品までの流れ

確認の対象となる学校と様式、年度更新の予定を伺い、合意した範囲と優先順位でテストを進めます。

確かめる範囲と年度の予定を伺う

学校と様式の組み合わせ、年度更新の予定と学校の暦を確認します。

リスクに基づくテスト設計と見積もり

交付後の訂正の重さと引き継ぎの誤りで優先順位を付け、工数を整理します。

テストを実施し発見事項を随時共有

合意した範囲を実行し、判断待ちの事項と重い不具合を都度共有します。

報告書を納品し是正後の再確認へ

結果と証跡、未確認の様式と残るリスクを納品し、再確認の進め方を整理します。

支援実績5,000件以上

校務の確かめる範囲と優先順位をGENZに相談する

ご相談では、自校の校務支援システムについて確認対象の範囲と場面ごとの優先順位、必要な工数の考え方を整理します。整理案は予算や調達の手続の材料にご活用いただけます。