GENZ, Inc.

情報システム部門向け 基幹データ移行システムのソフトウェアテスト

件数が一致してエラーが出なくても、誤った値のまま通過したデータは見つかりません。移行後のデータが業務として成立するかを判定します。

支援事例

支援実績5,000件以上

支援実績を示す企業ロゴ 01
支援実績を示す企業ロゴ 02
支援実績を示す企業ロゴ 03
支援実績を示す企業ロゴ 04
支援実績を示す企業ロゴ 05
支援実績を示す企業ロゴ 06
支援実績を示す企業ロゴ 07
支援実績を示す企業ロゴ 08
支援実績を示す企業ロゴ 09
支援実績を示す企業ロゴ 10
支援実績を示す企業ロゴ 11
支援実績を示す企業ロゴ 12
支援実績を示す企業ロゴ 13

この記事はソフトウェアテストの専門家が監修しています

監修枡井 愼治株式会社GENZ 代表取締役

GENZは創業以来、5,000件以上のソフトウェアテスト・第三者検証を手がけてきたプロフェッショナルです。品質に関する課題やお悩みに、真摯に寄り添います。

代表取締役 枡井 愼治 株式会社GENZ 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-11 ヒューリック御茶ノ水ビル3F TEL:03-5244-4711
01 ISSUES

基幹データ移行システムでよくある不具合

件数が一致した移行であっても、運用開始後に表面化する不具合は残ります。原因となるずれは、ステータスを持つデータや新旧システムで仕様が異なる項目に潜んでおり、件数やデータ型の確認だけで捉えることはできません。代表的な5つの不具合をご紹介します。

未完了の受発注伝票が移行後に完了ステータスへ誤変換される

新旧システムでステータスコードの体系が異なると、未完了が完了へ誤変換されるおそれがあります。エラーとして検出されないまま処理対象から外れ、出荷や検収の漏れにつながります。

伝票状態の反転

在庫の引当状態が引き継がれず在庫数が合わない

引当は在庫数量と別に管理されるため漏れやすい項目です。数量は移せても引当が載らず、引当済みの分も受注し、欠品が発生します。

引当状態の欠落

取引先マスタの与信枠と締め条件が初期値に戻る

対応付けられない与信枠や締め条件は、初期値で埋められます。実態と違う上限で受注が通り、異なる締め日で請求処理が行われます。

与信枠の初期化

変換エラーにならず誤った値のまま新システムへ入る

値の意味に関する誤りは、エラーや件数突合に現れません。円と千円の取り違えや意味の変わった区分コードが、そのまま帳票に出力されます。

値の意味の誤り

件数は一致するのに金額の合計が現行と揃わない

端数の丸め方や返品の符号が新旧システムで異なると、1件ごとのわずかな違いが集計時に無視できないずれになります。締め作業の場で原因の特定に多くの時間を費やすことになります。

金額合計のずれ
02 RISK

残存した不具合により生じる問題

移行後データの誤りは実務に残り、確認の範囲の区別がなければ移行判定の停滞や原因究明の長期化を招きます。最後に問われるのは報告の正確性と信頼性です。

基幹データ移行システムの障害対応について、複数の担当者がモニターや資料を確認している実写画像。
03 REVIEW

静的テスト(レビュー)でおさえるべき観点

移行元の仕様書やデータ定義書は揃わないことがあります。不足した記述は実データから推定で補います。誤った推定は後の工程では検知できません。文書の段階で照合する5つの観点を示します。

棚卸網羅

移行対象データの棚卸と移行元のデータ定義の照合

棚卸の一覧が移行元で使う項目を網羅しているかを実データで確認します。画面や帳票に出ない項目は棚卸で漏れやすく、内部管理用のコードや履歴項目などがその代表例です。

確認する資料
  • 移行対象一覧
  • データ定義書
  • 項目対応表
変換意味

変換ルールと移行後に成立すべき業務上の意味の照合

変換ルールは記述どおりの実装かという観点と、変換後の値が業務上成り立つかという観点に分けて照合します。開発ベンダーのみの確認では、意味の食い違いは見落とされがちです。

確認する資料
  • 変換ルール定義
  • コード変換表
  • 業務運用の規定
状態対応

状態を持つデータの移行前後の対応関係の定義と照合

状態を持つデータは移行前後でどの項目が一致すれば正しいかを対応関係の定義として先に決めます。定義がなければ合否の判定基準を設けられません。定義した内容を旧システムの運用実態と照らし合わせて確認します。

確認する資料
  • 状態遷移の定義
  • 伝票区分の一覧
  • 引当の管理規定
判定基準

移行判定の基準と実際に確認できる範囲の対応の照合

移行判定の基準で何を確かめるかを、実際に確認できる範囲と突き合わせます。移行判定の場に提出する判断材料の形から逆算して照合します。基準と観点にずれがあると、未確認の領域が生じかねません。

確認する資料
  • 移行判定の基準書
  • 確認範囲の一覧
  • 証跡の管理台帳
復旧時間

切り戻しの発動条件と手順の所要時間の見積りの照合

切り戻しの発動条件と復旧手順の所要時間の見積りを、確保できるシステム停止時間と突き合わせます。発動条件には件数が合わない状態などが該当します。本番当日の検討では間に合いません。

確認する資料
  • 切り戻し手順書
  • 停止時間の計画
  • 復旧の所要見積
  • 発動条件の一覧
04 TEST DESIGN

動的テストの設計・実行のポイント

移行リハーサルの回数やシステム停止時間には限りがあります。動的テストは、確かめる範囲と合否の基準をこの制約から逆算します。

STEP 01 現新比較で出力の差異を洗い出す比較する範囲と抽出条件を先に設計する
どう確かめるか

現新比較で同じ入力に対する出力の差異を洗い出す

現新比較では、現行システムと新システムに同じ入力を与え、受注から出荷まで流して伝票と在庫数を突き合わせます。大規模なデータは手作業での照合が現実的でないため、比較範囲と抽出条件を先に設計します。

  • 01現行と新システムに同じ入力を与え、出力を照合する範囲を決める
  • 02大規模なデータは手作業での照合が現実的でない前提で計画を組む
  • 03抽出条件と比較の単位を先に定めて再実行できる形にする
OUTPUT現新比較の差分一覧
STEP 02 件数から金額と状態へ広げる差が生じた処理を切り分けられる順序に組む
どう確かめるか

件数突合から金額と状態の突合へ段階的に広げる

突合は件数、金額の合計、状態を持つデータの順に広げます。件数で欠損や重複を捉えてから合計金額や残数量、引当数へ進むことで、差が生じた処理を切り分けられます。

  • 01件数の突合で欠損や重複を特定してから合計金額の確認へ進む
  • 02合計金額の次に残数量と引当数といった状態を突き合わせる
  • 03段階を分けることで差が生じた処理を切り分けられるようにする
OUTPUT突合の段階別結果表
STEP 03 停止時間から優先順位を決める切替後すぐ使われる業務から順位を付ける
どう確かめるか

移行リハーサルの回数と停止時間から優先順位を決める

すべての項目を同じ深さで検証することはできません。切替後すぐ使われる業務から優先順位を付けます。この順序が停止時間の配分と移行判定へ渡す未確認の範囲に直結します。

  • 01移行リハーサルの回数と停止時間を制約として先に置く
  • 02切替後すぐに使われる業務から順に、確認範囲の優先順位を付ける
  • 03付けた優先順位が停止時間の配分と未確認の範囲の広さに直結する
OUTPUT優先順位と実施計画
STEP 04 確認済みと未確認を切り分ける未実施の範囲は理由を含めて明示する
どう確かめるか

確認済みの範囲と未確認の範囲を移行判定へ渡す形にする

実施した条件と期待した結果、実際の結果を一組にして記録し、証跡を添えます。未実施の範囲は理由を含めて明示し、残る差異とあわせて移行判定の材料へ載せます。

  • 01実施した条件と期待した結果、実際の結果を一組にして記録する
  • 02判定に使える証跡を添えて確認できた範囲を明らかにする
  • 03未実施の範囲は理由と残る差異をあわせて記録に残しておく
OUTPUT確認範囲・残リスク一覧
05 RATIONALE

私たちGENZが、このようなソフトウェアテストを代行します

固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。

OUTSOURCING RATIONALE THIRD-PARTY VERIFICATION

必要な時に必要な分だけ

人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。

独立した視点で品質を底上げ

独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。

専門ノウハウを即戦力で

JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。

オフィスで担当者同士がノートPCを前に、基幹データ移行システムのテスト観点を相談しながら整理している風景。第三者視点のテスト支援を想起させる実写写真。

専門知識を持ったテストエンジニアが、第三者の視点でテストするメリット

  • 件数の一致では見つからない移行後データの誤りを検出できる
  • 状態を持つデータの対応関係まで定義して突き合わせられる
  • 移行の実施主体とは別の立場で検証した記録が手元に残る
  • 移行判定の場へ確認済みと未確認を分けた材料を渡せる
06 SERVICE

5,000件以上の実績に裏付けられた移行データ検証

GENZは支援実績5,000件以上のソフトウェアテスト会社です。担うのは移行後データの検証で、移行の実施は担いません。20年にわたる第三者検証の経験に基づき、移行判定の材料づくりに伴走します。

SVC 01

移行後の業務データ起点のテスト設計

検証する範囲は移行ツールの機能単位ではなく、移行後の業務データを起点に定めます。そのデータで受注や出荷が進むかを基準に据えます。

移行作業と並行してテストを進め、検出した不整合を開発側へ戻す流れを示した赤白紙カード基調の無文字図解。
SVC 02

移行の実施主体から独立した検証

GENZは実施主体とは独立した立場で、未完了の伝票の残数量や在庫の引当数を移行前の状態と照らします。実施主体の報告だけに頼らず、第三者の視点で客観的に確認できます。

移行データを参照する複数の業務画面まで検証範囲が広がる様子を示した赤白紙カード基調の無文字図解。
SVC 03

仕様書がそろわない対象への対応

仕様書がない対象は、実データから定義を確かめ、範囲を組み立てます。推定した変換ルールも実データとの突合で裏付けます。

第三者の視点で計画・設計・実施・報告が一貫してつながる流れを示した赤白紙カード基調の無文字図解。
SVC 04

移行判定と切り戻しの判断に活用できる報告

確認できた範囲と未確認の範囲、残存差異を実行記録や比較結果と紐づけます。検出した差異が切り戻しの発動条件に該当するかを、移行判定の場で判断できる形にします。

テストの証跡を保全し、移行判定に使う報告書にまとめる流れを示した赤白紙カード基調の無文字図解。
※本ページに記載の支援内容・範囲は一例です。実際のご支援内容・範囲は、お打ち合わせのうえでご状況に合わせて決定します。まずはお気軽にお問い合わせください。
07 FLOW

ご相談から納品までの流れ

移行対象データの棚卸と変換ルールの整備状況を伺い、合意した範囲と優先順位でテストを進めます。

対象データと相談範囲をヒアリングする

移行の計画と停止時間の制約、対象データの範囲と困りごとを確認します。

リスクに基づくテスト設計と見積もり

誤ったデータが取引へ及ぶ影響から優先順位を付け、範囲と工数を整理します。

テスト実施と発見事項を随時共有する

合意したケースを実行し、判断待ちの事項と重大な不具合を随時共有します。

報告書を納品し是正後の確認へつなぐ

結果、証跡、未確認の範囲、残るリスクを納品し、再確認の範囲を整理します。

移行判定に持ち込める、確認済みと未確認の線引き

基幹データ移行システムで検証する範囲と優先順位をGENZに相談する

移行対象データの棚卸状況や変換ルールの整備状況をご共有いただければ、検証する範囲と優先順位、必要な工数の考え方を整理します。関連テストの要否も併せて確認します。必要事項を入力の上、お問い合わせください。内容を確認させていただいた上、担当者よりご連絡いたします。*がついている項目は必須項目です。