GENZ, Inc.

自治体の選挙事務へ 選挙管理ソフトを期日前に第三者が検証します

選挙期日は動かせず、当日に修正の余地はありません。GENZは選挙事務の手順から検証範囲を第三者の視点で設計し、期日前投票の開始前までに報告します。

支援事例

支援実績5,000件以上

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この記事はソフトウェアテストの専門家が監修しています

監修枡井 愼治株式会社GENZ 代表取締役

GENZは創業以来、5,000件以上のソフトウェアテスト・第三者検証を手がけてきたプロフェッショナルです。品質に関する課題やお悩みに、真摯に寄り添います。

代表取締役 枡井 愼治 株式会社GENZ 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-11 ヒューリック御茶ノ水ビル3F TEL:03-5244-4711
01 ISSUES

選挙管理ソフトでよくある不具合

選挙管理ソフトの不具合は、期日が動かないため当日の修正時間が取れず、手作業での対応となる点が共通しています。名簿・受付・開票の各工程で起きやすい不具合と、そのまま稼働した場合の影響を整理します。

投票区の変更が抄本に未反映で名簿対照に出ない

投票区の設定変更が名簿抄本の出力へ反映されないと、投票所の名簿対照ができません。回帰テストで抄本の出力まで確認しないと、当日に表面化します。

名簿対照の停止

期日前投票の受付情報が当日名簿に反映されず二重投票が通る

期日前投票の受付情報が当日の名簿へ反映されないと、二重投票を検知できません。照合のタイミングや単位を検証しないと、当日の受付で判明します。

二重投票の発生

外字の文字コード変更で氏名が正しく印字されない

文字コードの変更で外字を含む氏名が抄本に正しく印字されません。更新後に印字結果まで確認していないと、当日の配布で判明します。

氏名の印字不良

読取結果と手計数が不一致で按分計算の順序も誤り得票数が未確定

読取分類機の結果と手計数が一致しないまま按分計算を行なうと、得票数を確定できません。突合手順と差異時の処理を検証していないと、確定が遅れます。

得票数の未確定

投票者数の集計に重複や欠落が生じる

期日前と当日の投票者数の集計で重複や欠落が生じると、投票率に誤りが残ります。集計の重なりを確認しないと、確定後の報告値を訂正します。

投票者数の誤計
02 RISK

残存した不具合により生じる問題

選挙事務は期日を動かせず、当日の修正もききません。残存した不具合は、当日の運用負荷と事後の説明コストとして発注側に残ります。

業務上の問題対応を行う担当者の様子を写した写真。
03 REVIEW

静的テスト(レビュー)でおさえるべき観点

改修後の動作確認に入る前に、仕様書や運用細則などの文書を突き合わせる静的テストで、選挙事務の手順との不一致を洗い出します。実行して初めて表面化する不具合を減らし、検証範囲の線引きに根拠を持たせる段階です。

抽出条件の解釈の違いを残したまま取り込むと、名簿への登録漏れや重複が表面化し、投票区割当の組み直しと抄本の再出力に及ぶおそれがあります。

名簿連携の仕様書と抽出条件を照合する

住民記録システムから受け取る名簿データについて、抽出条件・基準日・ファイル形式を連携仕様書と照合します。条件の解釈に違いがあるまま取り込むと、登録漏れや重複が投票区の割当にまで及びます。

確認する資料
  • 連携仕様書
  • 抽出条件書
  • データ定義書
投票区の設定変更が対照データの生成まで波及することを見落とすと、当日の名簿対照で該当者が見つからず、受付が止まるおそれがあります。

投票区の設定と運用細則の整合を確かめる

投票区・開票区の設定値が運用細則の区割りと一致しているかを確かめます。設定変更は名簿抄本の出力や投票所ごとの対照データへ波及するため、変更のたびに影響範囲の一覧と照らし合わせます。

確認する資料
  • 投票区設定表
  • 運用細則
  • 区割り資料
期日前投票の反映時点が曖昧なままでは、当日の名簿対照で二重投票の疑いを人手で確認することになり、受付の遅延が生じるおそれがあります。

期日前投票と当日名簿対照の反映時点を照合する

期日前投票の受付結果が当日の名簿対照へ反映される時点を仕様書で確かめます。反映の単位やタイミングが曖昧なままでは、二重投票の防止が運用側の目視に残り、当日の判断負荷が増えます。

確認する資料
  • 期日前仕様書
  • 名簿対照手順
  • 反映時点定義
計算順序の不一致を実行後に発見すると、集計のやり直しと確定処理の遅延が生じ、開票結果の公表に影響するおそれがあります。

按分票の計算順序を仕様書と法令で照合する

按分票の計算順序が仕様書どおりであり、法令上の取り扱いと食い違わないかを照合します。端数処理や計算の順序が異なると集計結果に差異が生じ、確定処理のやり直しにつながります。

確認する資料
  • 集計仕様書
  • 計算順序定義
  • 関連法令資料
桁数や文字種の不一致を見落とすと、抄本や投票案内で氏名が欠け、印刷物の作り直しと当日の手作業での対応となるおそれがあります。

名簿項目の桁数・文字種を帳票定義と照合する

名簿項目の桁数や文字種が帳票定義と合っているかを確かめます。長い氏名や外字が抄本や投票案内で欠けると、受付の停止と手作業での対応となるため、出力物の定義まで遡って確認します。

確認する資料
  • 帳票定義書
  • 名簿項目一覧
  • 文字種対応表
  • 出力様式見本
04 TEST DESIGN

動的テストの設計・実行のポイント

改修後のテストは、ユニットテストから受け入れテストまでの各工程で、選挙事務の手順を検証項目の根拠とすることが要点です。

STEP 01 ユニットテスト境界値で判定誤りを早期に検出
どう確かめるか

投票権の判定と名簿項目を、基準日と年齢の境界値でユニットテストする

年齢・住所・資格区分など投票権を判定する名簿項目を対象に、基準日と年齢の境界値でユニットテストを実施します。資格の有無が変わる前後の値で検証し、判定誤りの後工程への波及を防ぎます。

  • 01基準日前後で投票権の有無が切り替わることを確認
  • 02年齢の境界値で被選挙権の判定を確認
  • 03名簿項目の桁数と文字種の不一致を検出
OUTPUT投票権判定の確認記録
STEP 02 統合テスト工程またぎの波及を確認
どう確かめるか

名簿連携から抄本出力、投票所への配備までを統合テストで通して確認する

住民記録システムとの名簿データ連携から、抄本の出力、投票区ごとの対照データの生成、投票所への配備までを統合テストで確認します。構造変更が出力物へ波及する箇所を工程またぎで検証します。

  • 01連携データの取り込みと欠落の有無を確認
  • 02投票区設定の変更が抄本出力へ反映されることを確認
  • 03投票所ごとの名簿対照データの生成を確認
OUTPUT連携データの整合確認記録
STEP 03 システムテスト手順どおり通して不具合を検出
どう確かめるか

期日前から開票確定までを選挙事務の手順どおりシステムテストで通す

期日前投票の名簿管理と受付、当日の名簿対照、開票集計と確定処理まで、選挙事務の手順どおりにシステムテストで通します。個別機能の確認では見えない、手順の連続性による不具合を検出します。

  • 01期日前投票の受付で二重投票が防止されることを検証
  • 02当日の名簿対照と受付処理を手順どおり検証
  • 03開票集計から確定処理までの一連の流れを検証
OUTPUT選挙事務手順の通し検証記録
STEP 04 回帰テストと受け入れテスト判断材料となる記録を残す
どう確かめるか

回帰テストと受け入れテストで影響範囲を確認し記録する

改修箇所とデータ構造の変更から影響範囲を整理し、回帰テストで既存機能への波及を確認します。受け入れテストでは選挙事務の手順に沿った記録を残し、リリース判断と次回の検証範囲に使います。

  • 01改修箇所から影響範囲を洗い出して回帰テストを実施
  • 02選挙事務の手順に沿った受け入れテストを実施
  • 03検証範囲と結果をリリース判断の記録として整理
OUTPUT影響範囲と検証範囲の記録
05 RATIONALE

GENZが代行する選挙管理ソフトのテスト

固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。

OUTSOURCING RATIONALE THIRD-PARTY VERIFICATION

必要な時に必要な分だけ

人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。

独立した視点で品質を底上げ

独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。

専門ノウハウを即戦力で

JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。

ノートPCを前に担当者同士が相談しているオフィスの写真。

専門知識を持ったテストエンジニアが、第三者の視点でテストするメリット

  • 名簿データの変更の波及先から回帰テストの範囲を線引きします
  • 選挙事務の手順を受け入れテストの項目書へ翻訳します
  • 期日前投票の開始から逆算して着手から報告までを計画します
  • 検証した観点と残るリスクを委員会への説明に使える形で報告します
06 SERVICE

選挙事務の手順から起こすテスト設計

名簿データの構造変更がどの機能へ波及するかを整理し、期日前投票の受付条件や開票集計の確定処理といった選挙事務の手順を、条件分岐を落とさず受け入れテストの項目へ置き換えます。

SVC 01

業務手順から受け入れテストを設計

選挙人名簿抄本の調製から開票集計の確定処理まで、法令と運用細則が重なった手順を、条件分岐を保持したテスト項目書の形に設計します。

リスク要因と優先順位を示す無文字の図解。
SVC 02

検証範囲を根拠とともに示します

改修が波及する機能を設計書で確認したうえで、回帰テストの対象と対象外の線引きを根拠付きで提示します。

複数のシステムや連携先にまたがる確認範囲を示す無文字の図解。
SVC 03

既存の体制に加わって検証します

開発を請け負うベンダーのテストと重複しない範囲を切り分け、発注側の既存体制に加わる形で検証を進めます。

計画から報告までの流れを示す無文字の図解。
SVC 04

検証結果と残る不具合を報告書にまとめます

実施件数の列挙ではなく、検証した観点と残したリスクへの対応が読み取れる報告書を、委員会への説明に使える形で納品します。

確認対象の領域を区分して示す無文字の図解。
07 FLOW

ご相談から納品までの流れ

選挙期日は動かせません。期日から逆算した工程に検証が収まるよう、初回の確認から日程を組み立てます。

選挙期日と改修範囲のヒアリング

選挙期日と改修の範囲、既存ベンダーの検証内容を確認し、期日から逆算します。

検証範囲のテスト設計と見積もりのご提示

選挙事務の手順をもとに検証範囲を設計し、日程と費用の見積もりをご提示します。

テストの実施と進捗・不具合票の共有

名簿対照や開票集計の検証を行い、進捗と不具合票を随時共有します。

報告書の納品と修正後の再確認

報告書を納品し、ベンダーによる修正後の再確認まで対応します。

期日が決まる前に、検証の線引きを

選挙管理ソフトの検証範囲と優先順位をGENZにご相談ください

改修後の選挙管理ソフトをどこまで検証すべきか、選挙事務の手順をもとに第三者の視点で設計します。初回のご相談では、テスト範囲と優先順位、回帰テストの要否まで整理してお示しします。