GENZ, Inc.

構築側とは別の立場で 人事評価システム改修の稼働可否を問う第三者テスト

評価シートの改版や組織改編の反映が期日どおり動くか。どこまで確かめれば稼働してよいかの線を自社だけで引けないままでは、上程の材料が作れません。

支援事例

支援実績5,000件以上

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この記事はソフトウェアテストの専門家が監修しています

監修枡井 愼治株式会社GENZ 代表取締役

GENZは創業以来、5,000件以上のソフトウェアテスト・第三者検証を手がけてきたプロフェッショナルです。品質に関する課題やお悩みに、真摯に寄り添います。

代表取締役 枡井 愼治 株式会社GENZ 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-11 ヒューリック御茶ノ水ビル3F TEL:03-5244-4711
01 ISSUES

人事評価システム検証で見落とす箇所

評価シートの改版・組織改編・等級反映・権限設定・提出期限への対応は、制度の文書と設定画面を突き合わせた条件が残っていないと、どこを確かめればよいかが抜け落ちます。見落としやすい箇所を五つ挙げます。

評価シートを改版したら、前の期の評価が表示されなくなる

評価シートを改版すると、過去の期の評価データが新しい様式に対応できず、帳票に表示されなくなります。改版前の期を遡って開けるかを確かめます。

評価シート改版

組織改編の反映後、評価者と被評価者の割り当てが崩れる

組織改編や異動を反映した直後は、評価者と被評価者の割り当て規則が新しい組織図とずれます。反映日をまたぐ評価期間で割り当てを確かめます。

組織改編の反映

評価結果から等級と賞与へ反映する計算が、一部の条件だけ合わない

評価結果から等級や賞与へ反映する計算は、在籍期間や等級の境目など一部の条件だけで合わなくなります。支給前の照合より先に、端の条件を検証します。

等級・賞与の反映

権限の設定に漏れがあり、他部門の評価内容が見えてしまう

権限の設定に漏れがあると、部門長が他部門の評価内容を閲覧できる状態になります。役職と所属の組み合わせごとに閲覧範囲を確認します。

閲覧権限の漏れ

提出期限の直前に処理が滞り、入力が受け付けられない

提出期限の直前は入力と提出が集中し、処理が滞ることがあります。期限後の受け付けや再提出の扱いを含め、集中する時点の動きを確かめます。

期限直前の集中
02 RISK

確かめきれないまま評価運用を始めると何が起きるか

人事評価システムは、確認すべき条件が整わないまま稼働に入ることがあります。評価期間を迎えると、集計や反映の不整合が運用の途中で表面化します。

業務上の問題対応を行う担当者の様子を写した写真。
03 REVIEW

人事評価システムを外から確かめる観点

外から確かめる観点は、社内で迷いやすい領域に絞りました。制度の内容が試せる形になっているか、連携の受け渡しが通っているかといった、自社の手元だけでは確かめにくい条件を、外部の視点で整理します。

制度の解釈が部署ごとに分かれたまま稼働し、評価期間の途中で設定の手直しが発生するおそれがあります。

評価制度の内容が、確かめられる条件の形に書き起こされているか

制度文書の「一次評価者」「評価区分」といった言葉を、製品の設定項目と突き合わせ、確かめるべき条件の一覧として書き起こします。文章のまま残っていた解釈の揺れが、条件化の段階で表に出ます。

確認する資料
  • 制度文書
  • 条件一覧
  • 設定対応表
期中の異動を含む条件で試していなければ、評価者の付け替えがずれたまま集計され、評価結果の分布が制度の意図と異なる形で確定するおそれがあります。

組織改編と期中の異動を含む条件で試しているか

評価期間の途中で起きる組織改編や異動を含む条件で試します。評価者の付け替えが途中で入ったときに、提出先と集計の軸が制度どおりに変わるかを、期をまたいだデータで確かめます。

確認する資料
  • 異動条件表
  • 改編シナリオ
  • 期またぎ結果
受け渡しの境界で欠けた値は、給与計算側の支給前の照合で初めて差異として表面化し、等級や賞与への反映が止まるおそれがあります。

人事マスタ、認証、給与計算との受け渡しを端から端まで通しているか

人事マスタからの組織・従業員データの取り込み、認証基盤でのログイン、確定結果の給与計算側への引き渡しまでを通して確かめます。各接続が単独では動いていても、受け渡しの境界で欠ける値があります。

確認する資料
  • 連携定義書
  • 疎通試験結果
  • 受渡照合表
権限設定の誤りが残れば、他部門の評価結果が本来見えない立場の利用者に表示され、個人情報の取り扱いとして説明を求められる事態になるおそれがあります。

評価にかかわる役割ごとの権限と見える範囲を確かめているか

評価制度の運用責任者、システム管理者、評価者、従業員、給与計算担当ごとに、見える範囲と操作できる範囲を確かめます。他部門の評価結果が見える設定の誤りは、権限の組み合わせで試して初めて出ます。

確認する資料
  • 権限一覧
  • 権限試験結果
  • 表示範囲確認表
記録が残らなければ、稼働判定の根拠を上程で説明できず、製品更新のたびに確認範囲を一から決めなおす状態が続くおそれがあります。

実施した内容が記録として残り、あとから追えるか

実施した条件、手順、結果を記録として残し、あとから「どこまで確かめたか」を追える状態にします。稼働判定の材料になり、製品更新のたびに確認範囲を決めなおす負担を減らす土台にもなります。

確認する資料
  • 試験計画書
  • 実施記録
  • 結果報告書
  • 証跡一覧
04 TEST DESIGN

人事評価システムのテストを外部へ委託するときの進め方

外注の進め方は、起案から完了報告までの工程ごとに、確かめる範囲と記録の残し方を決めて進めます。

STEP 01 テスト計画を作り、確かめる範囲を決める確かめる範囲と優先順位を起案の材料として形にします
どう確かめるか

評価制度の内容を読み解き、テストの観点へ落とす

評価区分や評価者の割り当て規則といった制度の文章を読み解き、確かめるべき条件の一覧へ書き起こします。制度の言葉と設定項目の対応がこの段階で固まり、口頭でやりなおす状態を解消します。

  • 01改修や制度改定で影響を受ける機能と連携先の範囲を洗い出す
  • 02テストで確かめる範囲と、確認項目の優先順位を決める
  • 03テストに必要な工数と実施日程の見当を付け、費用の目安を示す
OUTPUTテスト計画書・範囲一覧
STEP 02 テストを設計し、確かめる条件を洗い出す制度の文章を確かめる条件へ書き起こします
どう確かめるか

大規模な人事システムでも、範囲を分けて網羅する

評価シートの作成から集計までの一連の業務を、機能・連携・データの単位で範囲に分け、優先順位を付けて網羅します。組織改編の反映や給与システムへの引き渡しも、分けた範囲の内側で確かめます。

  • 01評価フローと評価者の割り当て規則を確かめる条件へ展開する
  • 02人事マスタや給与計算との連携で確かめる条件を定める
  • 03試験に使うデータの条件と、その準備の分担を整理する
OUTPUTテスト設計書・条件一覧
STEP 03 テストして不具合を報告する意図的に不具合を発生させて挙動を検証します
どう確かめるか

開発の進行に伴走しながら、短い周期で検証する

改修の進行に合わせ、できた単位から順に検証します。終盤に検証が集中せず、見つかった不具合をその場で開発側へ戻せるため、稼働日程を動かさずに品質を確保しやすくなります。

  • 01設計した条件に沿ってテストを実行し、結果を記録する
  • 02不具合の再現手順と影響範囲をまとめ、開発側へ報告する
  • 03修正された箇所と周辺の機能を、改めて通して検証する
OUTPUT不具合報告書・再検証記録
STEP 04 稼働判定の材料をまとめ、結果を報告する実施した範囲と残課題を判定材料へ整理します
どう確かめるか

実施した内容の記録を、あとから追える形で整える

実施した条件と結果を対応づけて記録し、実施していない範囲がわかる形で残します。削った範囲と確認できない事柄の対応も記録され、あとの稼働判定や製品更新時の確認にそのまま使えます。

  • 01実施した範囲と結果を対応づけて、一覧の形にまとめる
  • 02残課題と確認できていない事柄を、範囲ごとに明示する
  • 03稼働判定の材料として使える報告書の形にまとめて提出する
OUTPUT稼働判定材料・結果報告書
05 RATIONALE

人事評価システムの検証を担うテストの体制

固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。

OUTSOURCING RATIONALE THIRD-PARTY VERIFICATION

必要な時に必要な分だけ

人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。

独立した視点で品質を底上げ

独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。

専門ノウハウを即戦力で

JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。

ノートPCを前に担当者同士が相談しているオフィスの写真。

専門知識を持ったテストエンジニアが、第三者の視点でテストするメリット

  • 構築した側とは別の立場から、テスト結果の妥当性を検証できます。
  • 開発の日程を止めずに、改修と伴走して検証を進められます。
  • 制度の言葉と設定項目の対応表を、文書として残せます。
  • 製品更新のたびに同じ範囲の検証を、再現できる形で繰り返せます。
06 SERVICE

ご提供するテストサービスの内容

人事評価システムを対象に、構築した側とは別の立場でテストを設計し、実行します。評価シートの配付から集計までの一連の業務を貴社の制度と設定の条件で確かめ、稼働の判定に使える記録を残します。

SVC 01

開発に伴走するテストの設計と実行

改修の進行に合わせてテストを実行します。日程を止めず、確定した機能から順に確認を進め、開発の完了を待たずに検証を終えます。

リスク要因と優先順位を示す無文字の図解。
SVC 02

大規模システムを対象としたテスト設計

対象が大規模でも、評価期間の設定、配付、入力、集計といった業務の流れで範囲を分割し、漏れなくテストを設計します。

複数のシステムや連携先にまたがる確認範囲を示す無文字の図解。
SVC 03

第三者の視点で行なう受け入れの検証

構築を担っていない立場で、ベンダーの報告とは別に受け入れを検証します。報告の妥当性を貴社自身が判断できる材料を揃えます。

計画から報告までの流れを示す無文字の図解。
SVC 04

監査に備える記録と証跡の整備

何をどの条件で確かめ、どういう結果だったかを追跡できる形で記録を整えます。監査や次回の更新時にも同じ確認を繰り返せます。

確認対象の領域を区分して示す無文字の図解。
07 FLOW

ご相談から報告までの流れ

お問合せから報告書のご提出まで、段階ごとにご担当者様と確認を重ね、テストの範囲と進行の手順を固めます。

お問合せと改修内容のヒアリング

改修の内容や制度改定の予定、対象システムの構成や連携先を伺います。

範囲のご提案とお見積のご提示

確かめる範囲と優先順位、必要な工数の考え方を整理してご提示します。

ご契約の締結とテストへの着手

ご契約のあと、合意した範囲でテストに着手し、改修の進行に伴走します。

報告書のご提出と、次回改修への引き継ぎ

検証の結果と残課題を報告書にまとめ、次回へ引き継げる形でご提出します。

範囲の切り分けから、まずはご相談ください

人事評価システムのテスト、範囲の切り分けからご相談ください

ご相談では、お使いの人事評価システムの構成と改修内容を伺ったうえで、テスト範囲の切り分け、確かめる項目の優先順位、必要工数の考え方を整理してお渡しします。