GENZ, Inc.

検証範囲の設計から、 EV充電管理システムを第三者視点で検証

拠点と充電器が増えるほど、何をどこまで検証するかは決めにくくなります。GENZは第三者の視点で、テストの範囲設計から実施・報告までを支援します。

支援事例

支援実績5,000件以上

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この記事はソフトウェアテストの専門家が監修しています

監修枡井 愼治株式会社GENZ 代表取締役

GENZは創業以来、5,000件以上のソフトウェアテスト・第三者検証を手がけてきたプロフェッショナルです。品質に関する課題やお悩みに、真摯に寄り添います。

代表取締役 枡井 愼治 株式会社GENZ 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-11 ヒューリック御茶ノ水ビル3F TEL:03-5244-4711
01 ISSUES

EV充電管理システムでよくある不具合

充電スケジュールの指示・通信の復帰・アラート通知・実績集計・電力上限の制御は、いずれも充電器とクラウドが連携して成立する機能です。正常系の確認だけでは見えにくい不具合が、運用開始後に表面化する傾向があります。

指示した出力や時間帯どおりに充電が実行されない

管理画面で設定した充電スケジュールや電力上限の指示が充電器へ反映されず、意図しない時間帯や出力で充電が実行されるケースがあります。

充電制御

通信が断たれた後の復帰で、充電実績が二重に記録される

充電器との通信が断たれた後の復帰処理で、復帰前の実績データと再送信されたデータが重複して記録され、集計値が実態と合わなくなるケースがあります。

実績集計

充電器の異常が検知されず、アラートが通知先に届かない

充電器側の応答なしを管理システムが異常として検知できず、アラートが通知先へ届かないまま充電停止が放置されるケースがあります。

異常検知

月初・月末をまたぐ充電が、前月と当月のどちらにも集計されない

月をまたぐ時間帯に実行された充電が、前月と当月のどちらの実績にも計上されず、課金の根拠データに欠落が生じるケースがあります。

課金データ

拠点の契約電力上限を超えて複数台が同時に充電される

拠点の契約電力を上限とする出力制御が機能せず、複数台の同時充電で上限を超えたまま運転が続くケースがあります。

電力制御
02 RISK

残存した不具合により生じる問題

リリース後に表面化する不具合は、テストの段階で気づけたものほど、運行・請求・監査という事業の要所へ届いてしまいます。

業務上の問題対応を行う担当者の様子を写した写真。
03 REVIEW

静的テスト(レビュー)でおさえるべき観点

動作させて初めて見つかる不具合の前に、仕様書・設計書の段階で検出できる不整合があります。充電制御・連携・実績・課金・権限の各観点について、レビューで照合すべき対象と確認の着眼を整理します。

上限超過時の制御が未定義のままリリースされ、電力上限を超える時間帯に充電が止まらない。

充電制御の仕様書と拠点ごとの契約電力の条件を照合する

充電スケジュールと出力指示の仕様が、拠点ごとの契約電力の上限と整合しているかを照合します。上限超過時の出力抑制の順序が仕様書に定義されていないと、受け入れテストで判断基準を置けません。

確認する資料
  • 仕様書
  • 契約電力表
  • 充電計画表
通信断時の再送条件が決まらず、異常系のテストで合否を判定できない。

API定義とOCPPの状態通知・再送の取り決めを照合する

車両管理システムとのAPI定義と、OCPPの状態通知・通信断時の再送の取り決めが一致しているかを確認します。再送の条件が定義されていないと、通信断の検証で合否を判定する根拠が作れません。

確認する資料
  • API定義
  • OCPP仕様書
  • 再送手順書
実績の保持期間が不足し、監査対応で過去の充電記録を提示できない。

DB設計書と充電実績の項目・保持期間の要件を照合する

DB設計書の項目が、施設ごと・充電器ごとの充電実績として必要な項目を網羅しているかを照合します。保持期間の要件が決まっていないと、システム監査で過去の実績を提示できないおそれがあります。

確認する資料
  • DB設計書
  • 実績項目表
  • 保持期間要件
端数処理の定義がなく、請求金額に誤りが残ったまま運用が始まる。

料金計算の計算順序と単価・課金単位の仕様を照合する

課金を伴う構成では、料金計算の計算順序と単価・課金単位の定義が仕様書内で一意に決まっているかを確認します。端数処理や時間帯をまたぐ充電の扱いが未定義だと、請求金額の誤りがそのまま残ります。

確認する資料
  • 料金仕様書
  • 計算順序定義
  • 課金単位表
権限の過剰付与により、拠点をまたぐ設定が誤操作で変更される。

権限設定の一覧と管理コンソールの操作範囲の定義を照合する

役割ごとの権限設定の一覧と、管理コンソールで操作できる範囲が一致しているかを照合します。現場運用者に拠点をまたぐ設定変更の権限があると、意図しない操作で充電計画全体が成立しなくなります。

確認する資料
  • 権限一覧表
  • 操作範囲定義
  • アカウント台帳
  • 画面権限表
04 TEST DESIGN

動的テストの設計・実行のポイント

充電管理システムの動的テストは、料金計算の境界値から通信断時のアラート通知まで、工程ごとの観点と成果物を整理します。

STEP 01 ユニットテスト料金計算と充電計画生成の境界値を固定する
どう確かめるか

ユニットテストで料金計算と充電計画生成の境界値を確かめる

課金を伴う構成では、充電量に基づく料金計算の誤りが請求データへ反映されます。充電終了時刻の直前直後や電力上限の直前直後の境界値で、料金計算と充電計画生成の挙動を確かめます。

  • 01充電終了時刻の直前直後で料金計算の結果を確認する
  • 02電力上限の直前直後で充電計画の生成結果を確認する
  • 03課金を伴う構成で請求データへの反映を確認する
OUTPUT境界値ごとの計算結果
STEP 02 統合テストコントローラーとクラウドの状態同期を確かめる
どう確かめるか

統合テストでコントローラーとクラウドの状態同期を確かめる

充電器に接続するコントローラーとクラウドサーバーの間で、スケジュール指示と充電状態が整合するかを確認します。通信断からの復帰時に、実績データが欠落なく反映されるかも確かめます。

  • 01スケジュール指示がコントローラーへ届くか確認する
  • 02充電状態がクラウド側で整合するか確認する
  • 03通信復帰後に実績が欠落なく反映されるか確認する
OUTPUT状態同期の確認結果
STEP 03 システムテスト通信断と通知不達を発生させて検証する
どう確かめるか

システムテストで通信断とアラート通知を意図的に発生させて検証する

稼働監視とアラート通知は、平常時には動作が見えにくい機能です。通信断や機器側の応答なしを意図的に発生させ、意図した相手へ通知が届くかを検証します。

  • 01通信断を意図的に発生させて検知の挙動を検証する
  • 02機器側の応答なしを発生させてアラート通知を検証する
  • 03時間帯をまたぐ充電で実績集計の整合を検証する
OUTPUTアラート通知の検証記録
STEP 04 受け入れテスト同時充電時の挙動を判断材料にする
どう確かめるか

受け入れテストとパフォーマンステストで同時充電時の挙動を確かめる

拠点をまたいだ同時充電時に、電力上限を超えない範囲で出力制御が働くかを確かめます。受け入れテストとパフォーマンステストの結果を、リリース判断の材料として整理します。

  • 01複数拠点の同時充電時に出力制御が働くか確認する
  • 02拠点をまたぐ充電実績の集計結果を検証する
  • 03検証結果をリリース判断の材料として整理する
OUTPUT同時充電時の挙動記録
05 RATIONALE

GENZが代行するEV充電管理システムのテストの種類

固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。

OUTSOURCING RATIONALE THIRD-PARTY VERIFICATION

必要な時に必要な分だけ

人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。

独立した視点で品質を底上げ

独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。

専門ノウハウを即戦力で

JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。

ノートPCを前に担当者同士が相談しているオフィスの写真。

専門知識を持ったテストエンジニアが、第三者の視点でテストするメリット

  • 検証範囲の決め方を第三者の視点で整理できます
  • 通信断や電力上限到達など異常系の観点を網羅します
  • 不具合と機器故障の切り分け基準を作り込めます
  • 社内説明に使える報告書でリリース可否を支えます
06 SERVICE

検証範囲を第三者の視点で定める支援

EV充電管理システムは、コントローラーとクラウドが連携する構成のため、どこまでをテスト対象に含めるかで検証範囲が変わります。GENZは第三者の視点で範囲設計から入り、リリース判断に使える形まで整理します。

SVC 01

テストの範囲をどの単位で区切るか

拠点単位か充電器単位か、管理画面上の設定単位と運用の実態を照らし、テストの区切り方を第三者の視点で決定します。

リスク要因と優先順位を示す無文字の図解。
SVC 02

充電制御から課金までを検証します

充電スケジュール・出力制御・状態監視から課金の連携まで、管理システムが担う層を指定したうえで検証します。

複数のシステムや連携先にまたがる確認範囲を示す無文字の図解。
SVC 03

既存の品質保証体制に合わせます

発注側に品質保証担当がいる体制でも、ベンダー側にテスト担当が置かれている体制でも、受け入れ判断に第三者の視点を加える入り方で対応します。

計画から報告までの流れを示す無文字の図解。
SVC 04

社内説明と監査に使える報告書で納品

検証した範囲と残存不具合を整理した報告書を納品します。リリース可否の提案や監査対応の記録として、そのままご提出いただけます。

確認対象の領域を区分して示す無文字の図解。
07 FLOW

ご相談から納品までの流れ

ご相談から報告書の納品まで、段階を区切って進めます。各段階で検証範囲と判断材料を共有します。

ヒアリングで対象範囲を確認

拠点数・充電器の構成と運用の実態を伺い、検証の対象範囲を整理します。

テスト設計と見積もりのご提示

確認した範囲をもとにテスト設計と工数の考え方を示し、見積もりを提示します。

テストの実施と進捗共有

合意した設計に沿って検証を進め、進捗と判明した事象を共有します。

報告書の納品と再確認

社内説明と監査に使える報告書を納品し、結果の確認に対応します。

第三者検証のご相談

EV充電管理システムの検証範囲と優先順位をGENZにご相談ください

検証範囲が決まらないまま工程を進めると、リリース後に不達や実績欠落として表面化します。GENZは、テスト範囲と優先順位、必要工数の考え方を整理した判断材料をお渡しします。