GENZ, Inc.

開発と分離した検証 駐車場ソフトの料金計算と請求を独立した立場で検証

料金計算の境界条件と契約・請求の正しさを、開発から切り離した立場で確かめ、確認範囲と結果を稼働可否の判断とテスト外注費の稟議の両方で使える形で残します。

支援事例

支援実績5,000件以上

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この記事はソフトウェアテストの専門家が監修しています

監修枡井 愼治株式会社GENZ 代表取締役

GENZは創業以来、5,000件以上のソフトウェアテスト・第三者検証を手がけてきたプロフェッショナルです。品質に関する課題やお悩みに、真摯に寄り添います。

代表取締役 枡井 愼治 株式会社GENZ 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-11 ヒューリック御茶ノ水ビル3F TEL:03-5244-4711
01 ISSUES

駐車場管理ソフトで見落とされやすい不具合

駐車場管理ソフトの不具合は、料金計算と現地機器との連携という、運営会社とソフト提供元のどちらか一方だけでは確かめきれない箇所に残ります。ここでは導入・改修のたびに見落とされやすい五つの事象を挙げます。

日跨ぎと最大料金の適用が重なる場面で生じる料金のずれ

日をまたいだ駐車で上限料金が翌日分へ引き継がれ、利用者への請求額が実際より高くなる事象です。返金対応として現場に現れます。

日跨ぎの料金計算

障害者割引と会員割引の併用で想定と違う金額が出る

障害者割引と会員割引のように複数の割引を併用した場面で、計算の順序が仕様と異なり、想定と違う金額が精算機へ表示される事象です。

割引併用の計算

月極の契約変更や解約が翌月の請求に反映されない

月極契約者の区画変更や解約の登録が、翌月の請求データへ反映されない事象です。月次の集計まで気づかれず、再請求と消し込みのやり直しに至ります。

請求反映漏れ

管理画面の在車台数と現地の駐車状況が食い違う

管理画面の在車台数と満空表示が、現地の駐車状況と食い違う事象です。人員を絞る運営では、現地確認に人を回せないまま問合せが積み重なります。

在車数不一致

遠隔からのゲート操作が現地に届かないまま記録される

遠隔監視の操作画面から出したゲート開閉の指示が現地へ届かず、操作済みの記録だけが残る事象です。機器側かソフト側かの切り分けに時間がかかります。

遠隔操作不達
02 RISK

確かめないまま稼働を始めたときに起きること

稼働日が決まっている現場では、確認の範囲を削っても稼働が優先されます。確かめずに運用を始めると、料金計算の誤りが収入の誤りとして表面化します。

業務上の問題対応を行う担当者の様子を写した写真。
03 REVIEW

稼働の前に第三者が確かめる観点

駐車場管理ソフトの確かさは、画面を操作するだけでは確認しきれません。日跨ぎの料金や割引の併用といった境界条件は、料金表と帳票を突き合わせて初めて見えます。第三者が稼働の前に確かめる観点を、五つに整理します。

この確認を行わない場合、日跨ぎや割引併用の条件で誤った金額が精算機に表示されるまま稼働します。利用者からの指摘で初めて判明し、返金対応が現場へ積み重なるおそれがあります。

料金表と割引の組み合わせごとの金額の算出結果

日跨ぎ、上限料金の適用、割引の併用、定期利用者の扱いを組み合わせた条件で算出し、料金表どおりの金額が出るかを検証します。実装担当が設定した前提をそのまま使わず、外部の者が計算します。

確認する資料
  • 料金表の設定
  • 割引条件
  • 算出結果
この確認を行わない場合、入場と出場の記録がつながらない車両が帳票から漏れます。料金の取りこぼしとして月次の集計で表面化するおそれがあります。

車両一台ごとの入場から出場までの記録のつながり

入場から出場までの記録が一台単位でつながるかを確認します。入出場の時刻と区画の状態が画面上で追跡できることを確かめ、途中で記録が欠けた場合の扱いも合わせて見ます。

確認する資料
  • 入出場記録
  • 区画の状態
  • 時刻の照合
この確認を行わない場合、請求額と入金の消し込みが一致しないまま月次処理へ進みます。遡っての再請求と、契約者からの信頼低下を招くおそれがあります。

月極契約の登録から請求、入金の消し込みまでの流れ

月極契約の登録から請求、入金の消し込みまでを一連の流れで検証します。契約の入替えや滞納が発生した際に、請求額と入金の状態が帳票へ正しく反映されるかを確かめます。

確認する資料
  • 契約情報
  • 請求データ
  • 入金の消込
この確認を行わない場合、通信が途切れた際に遠隔操作が届かず、現地への駆けつけ対応が必要になります。省人化した運営計画が崩れるおそれがあります。

現地機器との通信が途切れた場合のソフト側の挙動

精算機やゲートとの通信が途切れた場合の挙動を、意図的に発生させて検証します。遠隔操作の指示が現地へ届かない場合に、ソフト側の画面と記録がどう残るかを確認します。

確認する資料
  • 通信の記録
  • 操作の履歴
  • 切断時の挙動
この確認を行わない場合、帳票の数字が静かにずれたまま定常業務が回り続けます。発見が遅れるほど、遡及する返金と再集計の範囲が広がるおそれがあります。

帳票の集計値と入出場・料金の取引記録の突き合わせ

帳票に出力される集計値と、入出場・料金の取引記録を突き合わせます。月次の集計で初めて気づくずれを防ぐため、稼働前の段階で一致するかを確認します。

確認する資料
  • 帳票の集計値
  • 取引の記録
  • 突き合わせ結果
  • 差異の一覧
04 TEST DESIGN

テスト外注で引き受ける範囲と進め方

外注で引き受けるのは、自社だけでは届かない確認の範囲です。進行への組み込みから記録の作成まで、四つの柱で整理します。

STEP 01 対象と範囲を決める自社の区画構成と料金体系に沿って対象を絞ります
どう確かめるか

開発の進行と並行して検証の設計と準備を進める

GENZは改修の完了を待たず、要件の詰めが始まる段階から範囲の検討に入ります。稼働日が決まっていても、着手できる時点から逆算して優先順位をつけ、削る範囲と残す範囲を言語化します。

  • 01時間貸し・月極それぞれの料金体系と区画構成を聞き取り、検証の対象機能を特定します
  • 02精算機やゲート、決済代行など外部連携の範囲を洗い出し、機器の試験と切り分けます
  • 03稼働日から逆算し、優先順位と削る範囲の扱いを情報システム担当と合意します
OUTPUTテスト範囲の定義書
STEP 02 テストを設計し環境を整える境界条件を含むシナリオとして設計します
どう確かめるか

広い機能範囲を漏れなく業務シナリオとして設計する

時間貸しの料金計算、月極の契約と請求、機器との連携まで、機能一覧の突き合わせでは拾い切れない範囲を業務シナリオとして設計します。日跨ぎや割引併用の境界条件を誰が確かめるかも決めます。

  • 01日跨ぎ、上限適用、割引併用など料金計算の境界条件をシナリオ化します
  • 02入出場から精算、請求、消し込みまで業務の流れに沿った手順を組み立てます
  • 03検証に必要な設定データと接続機器の扱いを整理し、環境を整えます
OUTPUTテスト設計書と実施環境
STEP 03 実行し、原因の所在を切り分けるソフト側か機器側かを切り分けて記録します
どう確かめるか

開発と分けた第三者の視点で動作の正しさを確かめる

提供元の品質保証担当とは別の立場で動作を確かめます。開発の前提を共有しない第三者だからこそ、設定で対応可能とされた例外処理が意図どおりに動くか、実装の前提に誤りがないかも見られます。

  • 01設計したシナリオを実行し、期待した金額や表示と結果を突き合わせます
  • 02ずれが見つかった事象は、発生時刻・対象区画・操作記録から原因を切り分けます
  • 03不具合を発生条件とともに記録し、提供元への共有に使える形で整理します
OUTPUT不具合報告と切り分け記録
STEP 04 報告し、稼働の判断材料をそろえる稼働可否の稟議に使える記録として報告します
どう確かめるか

確かめた範囲と手順と結果を稟議に使える記録に残す

確かめた範囲、手順、結果、未実施項目の扱いを記録に残します。動作を触った記録だけでは稼働可否の判断材料になりません。役員への稟議で「どこまで確かめたのか」を説明できる形式で残します。

  • 01確かめた範囲と結果、未実施項目を一覧化し、稼働可否の判断材料をそろえます
  • 02削った範囲の扱いと残るリスクを明記し、説明責任に応えられる文書にします
  • 03稼働後の定常確認に引き継ぐ観点を整理し、運営部門との連携につなげます
OUTPUT稼働判断の材料となる報告書
05 RATIONALE

テスト外注を検討する段階で挙がる主な論点

固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。

OUTSOURCING RATIONALE THIRD-PARTY VERIFICATION

必要な時に必要な分だけ

人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。

独立した視点で品質を底上げ

独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。

専門ノウハウを即戦力で

JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。

ノートPCを前に担当者同士が相談しているオフィスの写真。

専門知識を持ったテストエンジニアが、第三者の視点でテストするメリット

  • 料金体系に即した確認範囲と観点が具体的に定まる
  • 稼働可否の判断と稟議に使える確認結果が残る
  • 開発と分離した立場で改修の波及範囲まで確かめられる
  • 稼働直後の問合せ集中期間を短くできる
06 SERVICE

対応する駐車場運営の形態と検証範囲

駐車場運営の形態によって、管理ソフトが担う処理と確認すべき範囲は変わります。GENZは、時間貸し・月月極・遠隔監視・自治体施設の各形態で、料金計算と契約・請求の動作を検証します。

SVC 01

時間貸し駐車場の精算と課金の検証

精算情報や入出場情報をリアルタイムに集中管理し、帳票出力まで行なう構成で、時間ごとの課金と精算結果の正しさを検証します。

リスク要因と優先順位を示す無文字の図解。
SVC 02

月極駐車場の契約管理と請求・入金

契約管理から請求・入金・滞納管理までをひとつのクラウドで扱う形態に対し、月額料金の計算と請求データの出力を確認します。

複数のシステムや連携先にまたがる確認範囲を示す無文字の図解。
SVC 03

遠隔監視と画像解析を使う運営

ネットワークカメラと画像解析で最少人員の運営を行なう構成では、認識結果と入出場記録のつながりを検証対象に含めます。

計画から報告までの流れを示す無文字の図解。
SVC 04

自治体や施設に併設する駐車場

自治体を導入先として明示するシステムなど、施設併設の駐車場でも、区画管理画面と料金表示の動作を確認します。

確認対象の領域を区分して示す無文字の図解。
07 FLOW

お問合せから検証開始までの流れ

お問合せから検証開始までの流れをご紹介します。現状の確認範囲と稼働予定日の共有から始まります。

お問合せと現状の確認範囲の共有

フォームまたはお電話で、確認したい範囲と現在の課題をご共有いただけます。

対象範囲とお見積の内容をご提示

共有いただいた内容をもとに、検証の範囲とお見積をご提示いたします。

検証計画のご合意とテストの設計

範囲にご合意いただいたうえで、料金体系や機器構成に沿ってテストを設計します。

テストの実施と検証結果のご報告

テストを実施し、不具合の内容と確認結果を報告書としてご報告いたします。

開発側と分けた立場で確かめる第三者検証

駐車場管理ソフトのテスト外注をご検討中の企業様へ

料金計算と契約・請求の確認設計に詰まったまま稼働日を迎えると、修正と稟議のやり直しが出ます。確認範囲と稼働予定日を共有いただければ、テスト範囲と優先順位を整理してお返しします。