GENZ, Inc.

荷主・運送事業者向け TMS(輸配送管理システム)のソフトウェアテスト

導入ベンダーが確認するのは構築した側の範囲までです。自社の車両・乗務員・納品先の制約のもとで動くかを、自社の設定を基準に確かめます。

支援事例

支援実績5,000件以上

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この記事はソフトウェアテストの専門家が監修しています

監修枡井 愼治株式会社GENZ 代表取締役

GENZは創業以来、5,000件以上のソフトウェアテスト・第三者検証を手がけてきたプロフェッショナルです。品質に関する課題やお悩みに、真摯に寄り添います。

代表取締役 枡井 愼治 株式会社GENZ 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-11 ヒューリック御茶ノ水ビル3F TEL:03-5244-4711
01 ISSUES

輸配送管理システムでよくある不具合

「朝の配車が確定しない」「実績が上がってこない」という申告は前段に、運賃や実績の不一致は締め後に出ます。起点は輸配送管理システムの処理と上流や協力会社との授受に散り、画面にエラーが出ないまま積み上がります。

制約が競合する日に決めた条件と違う割り当てが出る

時間の枠と温度の区分が同時に効く日は、外した条件を結果から読み取れません。満たせない場合の優先順位がなければ、可否は日によって変わります。

制約競合時の逸脱

手直しした計画に制約の判定と所要の見込みが追随しない

組み替えのあと再判定が走らなければ、時間の枠を外した割り当てに警告が出ません。画面上は成立した計画に見えるため、気づくのは当日の現場です。

再判定の未実行

確定した計画が乗務員の端末へ届かず変更も反映されない

計画が定めた宛先へ届かなければ、乗務員は古い指示どおりに車を出してしまいます。配信の失敗が記録されなければ、未着自体に気づくすべがありません。

指示配信の未着

返ってきた実績が欠けたまま運賃の確定へ流れる

実績は端末や協力会社から返る記録で、欠測や重複が出ます。欠けたまま運賃の確定が進むと請求と支払の両側に訂正が生じ、指摘されるまで見えません。

実績欠測のまま確定

拠点や協力会社の追加のあとに既存の拠点の挙動が変わる

拠点の追加や版更新で設定は増え、既存の拠点の割り当てが通らなくなります。変更点から影響を読めなければ、現場には理由が伝わりません。

拠点追加後の変化
02 RISK

残存した不具合により生じる問題

残った不具合は、翌日の運行の遅れや引き返せない割り当て、請求と支払の訂正へ広がります。下敷きにあるのは、締めの時刻が動かせない構造です。

TMS(輸配送管理システム)の障害対応について、複数の担当者がモニターや資料を確認している実写画像。
03 REVIEW

静的テスト(レビュー)でおさえるべき観点

輸配送管理システムの確認は、制約条件の取り決めと上流の系との授受を自社の運用の実際へ照合するところから始まります。設計の文書が揃っていない現場では、ご担当者様への聞き取りで決めごとを書き起こします。

制約条件の取り決め

制約条件の取り決めを自社のマスタと配車の実態へ照合

積載の上限や乗務員の拘束の上限といった決めごとは、製品・契約ごとに異なります。これらの記載を車両・乗務員のマスタと照合し、日々の配車で実際に効いている条件と食い違わないかを確認します。

確認する資料
  • 車両マスタ定義
  • 乗務員マスタ
  • 制約条件一覧
上流系との授受

上流の系との授受の取り決めを受注と倉庫の運用へ照合

出荷した荷物の受け取りの単位や突き合わせの識別子は、上流の系とのあいだでまちまちです。これらの記載を受注と倉庫の担当へ聞き取り、画面や帳票の単位とずれていないかを照合します。

確認する資料
  • 上流連携仕様書
  • 受注運用手順
  • 識別子対応表
指示の配信

指示の配信の宛先と形の決めごとを現場の受け取り方へ照合

確定した計画の届け先と形、確定後の変更や取消の反映範囲は文書に残っていないことがあります。これらを乗務員が実際に受け取っている形と当日の電話や口頭の連絡の実態へ照合します。

確認する資料
  • 配信先一覧
  • 指示様式定義
  • 変更反映規定
運賃の確定条件

運賃の確定の条件を契約と料率の改定の運用へ照合

運賃計算の条件は、実績のどの項目を契約のどの料率へ当てはめるかで決まります。荷主との請求の条件と協力会社への支払の条件を、それぞれの契約と料率の改定の運用へ読み合わせます。

確認する資料
  • 運賃計算規定
  • 契約料率表
  • 改定運用手順
対応端末の範囲

対応する端末の範囲の決めごとを乗務員の利用実態へ照合

運行の指示を受け取る端末とOS、アプリの版の対応範囲は導入時に一度決めたきり更新されないままです。これらの決めごとを自社の乗務員が使う端末と協力会社が持ち込む端末の実態へ照らし合わせます。

確認する資料
  • 対応端末一覧
  • OS版数一覧
  • 持込端末規定
  • 範囲外時手順
04 TEST DESIGN

動的テストの設計・実行のポイント

輸配送管理システムの配車では組み合わせを全数確認できません。技法で範囲を絞り込み、テストケースと合否の基準へ具体化します。

STEP 01 車両と納品先の類型を区分する同値分割法で選んだ代表値へ同じ条件を流す
どう確かめるか

車両と納品先の類型を区分して割り当てを確かめる

車両の車格や温度の区分ごとに類型へ分け、同値分割法で代表値を選びます。決めた制約条件どおりの割り当てになっているかを合否として確かめ、計画の効率や順路の良し悪しは見ません。

  • 01車両の車格や温度の区分ごとに納品先を類型へ分ける
  • 02同値分割法で代表値を選び決めた制約どおりの割り当てを見る
  • 03計画の効率や順路の良し悪しは対象から切り離して扱う
OUTPUT類型と代表値一覧
STEP 02 積載と時間の境目を確かめる積載の上限と時間の枠の端の両側で挙動を見る
どう確かめるか

積載の上限や時間の枠の境目を境界値分析で確かめる

積載の上限や時間の枠の端という境目の値を境界値分析で選びます。上限ちょうどの荷物が通って超過分が弾かれ、枠の内外で別の便への振り分けが決めたとおりに切り替わるかを確かめます。

  • 01積載の上限と時間の枠の端という境目を境界値分析で選ぶ
  • 02上限ちょうどの荷物が通り超過分が弾かれることを確かめる
  • 03枠の内外で別の便への振り分けが切り替わるかも検証する
OUTPUT境目前後の確認結果
STEP 03 競合する制約を表へ整理する競合時に傭車へ回すか未割り当てかを表に起こす
どう確かめるか

制約が競合する条件の組み合わせを整理して確かめる

制約が競合する日に傭車へ回すか未割り当てとするかをデシジョンテーブルテストで整理します。自社の設定どおりの振り分けが返るかを合否として確かめます。

  • 01時間の枠と温度の区分が同時に効く日の条件を洗い出す
  • 02デシジョンテーブルテストで満たせない場合の扱いを整理する
  • 03自社の設定どおりの振り分けが返るかを合否として確かめる
OUTPUT競合条件の判定表
STEP 04 締めまでの処理を負荷で確かめる大規模な組み替えでも応答が保たれるかを見る
どう確かめるか

締めの時刻までの処理と物量の集中を負荷で確かめる

負荷テストでは模擬の接続先から想定量の荷物の情報を流し込んで負荷を上げます。締めの時刻までに処理を終えられるか、大規模な組み替えでも応答が保たれるかを確認します。

  • 01模擬の接続先から想定量の荷物の情報を流して負荷を上げる
  • 02締めの時刻までに配車の処理を終えられるかを検証する
  • 03乗務員と協力会社が使う端末の受け取りを実機で確かめる
OUTPUT負荷・実機の記録
05 RATIONALE

私たちGENZが、このようなソフトウェアテストを代行します

固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。

OUTSOURCING RATIONALE THIRD-PARTY VERIFICATION

必要な時に必要な分だけ

人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。

独立した視点で品質を底上げ

独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。

専門ノウハウを即戦力で

JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。

オフィスで担当者同士がノートPCを前に、TMS(輸配送管理システム)のテスト観点を相談しながら整理している風景。第三者視点のテスト支援を想起させる実写写真。

専門知識を持ったテストエンジニアが、第三者の視点でテストするメリット

  • 画面にエラーが出ない制約の逸脱を当日を迎える前に検出できる
  • 車両と乗務員と納品先の制約の掛け合わせまで確認できる
  • 固定費を抱えずに人日単位で繁忙期の前に確認を差し込める
  • 稼働判断の場で使える独立した検証記録と未確認の範囲が残る
06 SERVICE

5,000件以上の実績に裏付けられた配車と指示の検証

GENZは輸配送管理システムを運用される企業様の側に立つ第三者検証の専門会社です。ISO 27001の認証と20年の第三者検証の経験を踏まえ、支援実績5,000件以上の体制でテストの設計から報告まで伴走します。

SVC 01

配車から運賃までの流れに沿って観点を設計

確認の観点は、配車から指示の配信、運賃の確定までの流れで起こします。機能の一覧ではなく、お客様のマスタと制約条件を軸に設計します。

TMS(輸配送管理システム)の追加や改修と並行してテストを進め、検出した不整合を開発側へ戻す流れを示した赤白紙カード基調の無文字図解。
SVC 02

負荷テストを自社内の専門体制で実施

負荷テストはGENZ内の専門エンジニアが担います。想定の物量と時間で処理と応答が保たれる範囲を、繁忙期の前にお渡しします。

車両と乗務員と納品先の制約条件の掛け合わせまで検証範囲が広がる様子を示した赤白紙カード基調の無文字図解。
SVC 03

乗務員が使う端末の広がりを実機で検証

導入企業様が定められた対応範囲は実機を用いた多端末の検証で確かめます。対象外の端末がある場合はその範囲も報告に明記します。

第三者の視点で計画・設計・実施・報告が一貫してつながる流れを示した赤白紙カード基調の無文字図解。
SVC 04

確認済みと未確認を分けた報告

結果は確認済みと未確認の範囲、残存リスクを分けてテストサマリレポートとして提出します。稼働の判断と経営層への説明にご活用いただけます。

テストの証跡を保全し、確認済みの範囲と未確認の範囲を整理した稼働可否の判断の材料にまとめる流れを示した赤白紙カード基調の無文字図解。
※本ページに記載の支援内容・範囲は一例です。実際のご支援内容・範囲は、お打ち合わせのうえでご状況に合わせて決定します。まずはお気軽にお問い合わせください。
07 FLOW

ご相談から納品までの流れ

拠点構成と制約条件、授受の経路を伺い、合意した範囲と優先順位でテストを進めます。

確かめる範囲と制約条件を伺う

拠点構成と制約条件、授受の経路と日々の配車の困りごとを確認します。

リスクに基づくテスト設計と見積もり

計画が出ない影響と制約違反の重さで優先順位を付け、工数を整理します。

テストを実施し発見事項を随時共有

合意した範囲を実行し、判断待ちの事項と重い不具合を都度共有します。

報告書を納品し是正後の再確認へ

結果と証跡、未確認の拠点と残るリスクを納品し、再確認の進め方を整理します。

支援実績5,000件以上

確かめる範囲と優先順位をGENZに相談する

お打ち合わせでは拠点構成や制約条件、授受の経路をお伺いし、確かめる範囲と優先順位を整理します。工数は人日単位で見立ててお渡ししますので、社内検討の材料としてご活用いただけます。