GENZ, Inc.

製造業のシステム検証 PDMの改訂履歴・BOM・権限を第三者視点で検証

PDMの導入・更改で、検証範囲と対象外の範囲を文書で定めます。CAD連携・承認ワークフロー・データ移行の照合まで、第三者の視点で検証します。

支援事例

支援実績5,000件以上

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この記事はソフトウェアテストの専門家が監修しています

監修枡井 愼治株式会社GENZ 代表取締役

GENZは創業以来、5,000件以上のソフトウェアテスト・第三者検証を手がけてきたプロフェッショナルです。品質に関する課題やお悩みに、真摯に寄り添います。

代表取締役 枡井 愼治 株式会社GENZ 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-3-11 ヒューリック御茶ノ水ビル3F TEL:03-5244-4711
01 ISSUES

PDM(製品データ管理システム)でよくある不具合

PDMは複数CADとの連携や改訂履歴の管理が複雑で、確認の済んだ範囲と済んでいない範囲の境界が曖昧になりがちです。リリース後に表面化する不具合は、多くが移行データと権限設定、連携の組み合わせに起因します。

承認前の改訂が最新として参照される

承認前の改訂が最新として表示され、設計者が古い図面を正として部品を手配します。誤った設計情報が調達と製造へ波及し、手戻りが発生します。

改訂管理

移行後に過去の改訂履歴が欠落する

移行後に過去の改訂履歴が欠落し、いつ誰が承認した変更かを確認できなくなります。監査や取引先への説明に必要な証跡を示せません。

データ移行

CADの参照関係が切れて図面が開かない

CADとPDMの連携アドオンの参照関係が失われ、図面ファイルを開けなくなります。原因の切り分けが手作業となり、設計業務が停止します。

CAD連携

設計BOMの構成数量と単位が連携先へ正しく渡らない

設計BOMの構成数量や単位が連携先の生産管理システム・ERPへ正しく渡らず、製造部品表と不整合が生じます。誤った数量で製造指示が出されます。

BOM連携

権限区分の設定漏れで対象外の図面が閲覧・出力できる

権限区分の設定漏れで対象外の図面が閲覧・出力できる状態になり、提出範囲を限定できません。機密を含む設計情報が意図しない相手へ渡ります。

権限設定
02 RISK

残存した不具合により生じる問題

リリース前に検証しきれなかった不具合は、製造現場の手戻りや設計業務の停止、監査への説明不能という形で事業へ及びます。

業務上の問題対応を行う担当者の様子を写した写真。
03 REVIEW

静的テスト(レビュー)でおさえるべき観点

PDMの導入・更改では、テスト実行の前に仕様書や計画書の段階で齟齬を見つける静的テストが有効です。実行系のテストでは手が届きにくい、設計部門の運用ルールとの不一致を文書の照合で早期に検出します。

照合しないまま進むと、設計部門の暗黙の例外運用が受け入れテストの段階で初めて表面化し、リリース判断の直前で仕様変更と手戻りが発生するおそれがあります。

承認経路定義を設計部門の実際の承認規程と照合する

承認経路定義書の改訂の申請・承認・差し戻しの流れが、設計部門の現行の承認規程と一致しているかを照合します。聞き取りでは出てこない暗黙の例外運用を、規程文書との突き合わせで洗い出します。

確認する資料
  • 承認経路定義書
  • 改訂管理規程
  • ワークフロー設定書
照合しないまま進むと、属性定義の変更が過去の図面の検索と出力に及ぶ範囲を特定できず、回帰テストの範囲を決める根拠のないままリリースを迎えるおそれがあります。

属性定義書と図番採番規則を現行の図面運用ルールと照合する

PDMの属性定義と図番採番規則が、図面運用ルールの採番・管理の単位と合っているかを照合します。属性定義の変更が過去の図面の検索と出力に及ぶ範囲を特定し、回帰テストの範囲を決める材料にします。

確認する資料
  • 属性定義書
  • 図番採番規則書
  • 図面運用ルール
照合しないまま進むと、見えてはいけない図面が権限設定の不備で閲覧可能な状態が残り、システム監査や取引先に対する権限運用の説明ができなくなるおそれがあります。

権限設計書を部門別・プロジェクト別のアクセス範囲と照合する

権限設計書の閲覧・編集・承認の権限区分が、部門別・プロジェクト別に必要なアクセス範囲と一致するかを照合します。取引先への図面提出で対象範囲を限定できる設定かも含めて確認します。

確認する資料
  • 権限設計書
  • アクセス範囲一覧
  • 組織・役職表
照合しないまま進むと、設計部品表から製造部品表への変換の不整合が連携先の生産管理システム・ERPに誤ったBOMデータを流し、誤発注や製造の手戻りにつながるおそれがあります。

BOM連携のインターフェイス定義を連携先の受け入れ仕様と照合する

BOM連携のインターフェイス定義が、生産管理システム・ERPで受け入れるデータ形式と項目の仕様に合っているかを照合します。設計部品表から製造部品表への変換の境界での仕様の不整合を検出します。

確認する資料
  • インターフェイス定義書
  • BOM連携仕様書
  • 受け入れ仕様書
照合しないまま進むと、改訂履歴や参照関係が移行対象から漏れたまま移行され、古い改訂が最新として表示される事象がリリース後に発生するおそれがあります。

移行計画書の移行対象一覧を現行PDMのデータ構造と照合する

移行計画書の移行対象一覧に、図面ファイル・改訂履歴・部品表構成・属性情報・参照関係が網羅されているかを、現行PDMのデータ構造と照合します。移行後の一致確認の基準を文書として確定させます。

確認する資料
  • 移行計画書
  • 移行対象一覧
  • データ構造定義書
  • 参照関係一覧
04 TEST DESIGN

動的テストの設計・実行のポイント

PDMの検証は、属性・権限・承認ワークフロー・CAD連携・移行データの組み合わせを、技法と工程に分けて確かめます。

STEP 01 ユニットテスト属性・採番ロジックを単位ごとに確かめる工程です。
どう確かめるか

属性入力と図番採番をデシジョンテーブルと境界値で確かめる

図番の採番規則や属性の入力条件は、条件の組み合わせをデシジョンテーブルで洗い出し、文字数や桁数の境界値で入力を確かめます。暗黙の例外が表面化しやすい領域です。

  • 01図番採番の連番・枝番の境界値を確認します。
  • 02属性の必須・任意と入力形式の組み合わせを検証します。
  • 03部品表の項目追加・変更の反映を確認します。
OUTPUTデシジョンテーブル
STEP 02 統合テストCAD連携とシステム間の受け渡しを確かめる工程です。
どう確かめるか

CAD連携と承認ワークフローを状態遷移で確かめる

改訂申請から承認・差し戻し・最新版確定までの状態遷移を図に起こし、CADアドオン経由のチェックイン・チェックアウトを各遷移で検証します。CADごとの組み合わせ単位で切り分けます。

  • 01CADアドオン経由のチェックイン・チェックアウトを検証します。
  • 02承認ワークフローの承認・差し戻しの遷移を検証します。
  • 03ERPへのBOM連携で変換結果を確認します。
OUTPUT状態遷移図と遷移パターン表
STEP 03 システムテスト業務シナリオで全体の動作を確かめる工程です。
どう確かめるか

図面チェックインから取引先提出までを業務シナリオで通す

図面の登録・改訂・承認から取引先への提出出力まで、設計者の実務どおりの一連の操作をシナリオとして通し、権限で見えない図面が出力に含まれないことを確認します。

  • 01図面登録から取引先提出までのシナリオを通します。
  • 02権限区分ごとの閲覧・編集・出力の可否を確認します。
  • 03移行後データの件数と改訂履歴の一致を照合します。
OUTPUT業務シナリオと結果記録
STEP 04 受け入れテスト実務担当の立場でリリース可否を判断する工程です。
どう確かめるか

移行データの全件照合と改修範囲の回帰テストを実施する

移行前後で図面ファイル・改訂履歴・部品表・参照関係の件数と内容を全件照合し、属性定義の改修が検索と出力に及ぶ範囲を特定して回帰テストを行います。

  • 01設計者の実務操作で日常業務が回ることを確認します。
  • 02確認済みの範囲と未確認の範囲を文書に整理します。
  • 03残存する不具合票をもとにリリース可否を判断します。
OUTPUT照合結果と回帰テスト範囲
05 RATIONALE

GENZが代行するPDMのテスト

固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。

OUTSOURCING RATIONALE THIRD-PARTY VERIFICATION

必要な時に必要な分だけ

人日単位のアサインで固定費を抱えず、繁忙期に増減できます。

独立した視点で品質を底上げ

独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。

専門ノウハウを即戦力で

JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。

ノートPCを前に担当者同士が相談しているオフィスの写真。

専門知識を持ったテストエンジニアが、第三者の視点でテストするメリット

  • 検証範囲と対象外とした理由まで文書で残ります
  • 自社のCADに合わせたテスト項目書が手に入ります
  • 移行データの一致を全件で機械的に確認できます
  • 第三者レビューの結果が監査で出せる形で残ります
06 SERVICE

検証範囲を文書で定めてから実施するGENZの支援

PDMの更改ではCAD連携・権限・承認ワークフロー・移行データと対象が広がり、範囲を示せないまま着工すると部門会議での説明が所感に寄ります。GENZは検証範囲と除外理由を先に文書で示します。

SVC 01

PDMの構造からテスト設計を起点づける

ご利用のCADとPDMの連携方式、権限区分、承認ワークフローの定義を確認し、システムの構造を起点にテスト項目書と観点を組み立てます。

リスク要因と優先順位を示す無文字の図解。
SVC 02

検証範囲と対象外の範囲を先に提示する

確かめる対象の一覧と、確かめない対象・除外理由を文書で提示します。リリース日程を動かさず、開発・改修と並行して検証を進められます。

複数のシステムや連携先にまたがる確認範囲を示す無文字の図解。
SVC 03

導入ベンダーと既存の体制に合わせて入る

導入ベンダーの確認範囲の外(CAD環境やERPとの境界)を第三者の視点で補い、図面件数・改訂履歴・部品表構成の一致を確認します。

計画から報告までの流れを示す無文字の図解。
SVC 04

リリース判断と監査に使える形で報告する

テスト結果をリリース判断の根拠とシステム監査への提出に両用できる報告書として残し、リリース後の原因切り分けの前提情報にもなります。

確認対象の領域を区分して示す無文字の図解。
07 FLOW

ご相談から納品までの流れ

PDMの検証は、ヒアリングから報告書の納品まで段階を追って進めます。各段階でお渡しするものを示します。

ヒアリング

CADの種類やアドオン構成、移行対象を聞き取り、依頼範囲を整理します。

テスト設計と見積もり

改訂履歴や権限などPDM固有の観点で検証範囲を定め、見積もりを示します。

テストの実施と結果の共有

合意した項目に沿って検証し、結果を不具合票と進捗として共有します。

報告書の納品と再確認

検証範囲・結果・残存リスクを報告書にまとめて納品し、内容を再確認します。

まずは検証範囲の整理からご相談ください

PDMの検証範囲と優先順位をGENZにご相談ください

ご相談では、対象の構成と連携先をお聞きし、検証範囲の切り分け方、優先順位の考え方、必要工数の目安をお示しします。稟議に添える資料としてお使いいただけます。