検査オーダーと画像の対応が一致せず、別の検査に画像が紐づく
RISの検査オーダーとモダリティの送信情報が一致せず、別の検査に画像が紐づく事象です。読影医が誤った画像を参照し、診断根拠を取り違えます。
X線・CT・MRIの画像を管理するPACSの更改では、既存画像の移行と電子カルテ連携の確認が欠かせません。テスト設計から報告書までをGENZが担います。
支援実績5,000件以上













PACSは電子カルテやRISと連携して医用画像を一元管理するシステムであり、連携部分の不具合は撮影・読影・参照の各工程に波及します。導入・更改の現場で起きやすい不具合と、その影響を整理しました。
RISの検査オーダーとモダリティの送信情報が一致せず、別の検査に画像が紐づく事象です。読影医が誤った画像を参照し、診断根拠を取り違えます。
モダリティからPACSへの送信が失敗しても警告が出ず、読影時に画像が存在しない事象です。再撮影の要否判断が遅れ、撮影予定の調整が発生します。
電子カルテからビューアを起動しても、該当の検査が表示されない事象です。診察中の医師が端末操作をやり直すことになり、外来の進行が止まります。
移行した過去画像で撮影条件や検査部位の付帯情報が欠落し、検索できない事象です。過去検査との比較読影ができず、読影レポートの作成が滞ります。
CT・MRI画像の表示に時間がかかり、外来の読影が待たされる事象です。端末やモニターの構成で表示性能が変わるため、実環境での確認が必要です。
受け入れテストを経ても残存した不具合は、稼働後の診療現場で表面化します。PACSが抱える代表的なリスクと、その影響の広がりを整理します。
PACSはRIS・電子カルテ・モダリティと連携するため、動作させる前に書面上の不整合を検出すると、受け入れテストでの戻りが発生しにくくなります。ここで挙げるのは、仕様書と運用資料の照合で確認できる観点です。
連携仕様書に記載された送受信項目と、RIS・電子カルテ側の項目定義書を照合します。項目名・データ型・必須区分のいずれかに不整合があると、検査予約や実施報告が反映されない不具合につながります。
患者ID・検査IDの採番ルールと突き合わせ規則を、施設の運用規程と照合します。旧システムと新システムで体系が異なると、同一患者の画像が別人として登録されるおそれがあります。
モダリティから送信された画像の振り分け設定と、検査種別の一覧を照合します。検査種別と保存先の対応が設計書どおりでないと、撮影済みの画像が所定の参照先に表示されない状態が発生します。
保存期間・世代数・退避条件の設計値を、院内の保存運用ルールと照合します。保存期間や容量設計は施設の運用方針で定められるため、設計書の値が運用と異なると、保存義務を満たせない状態が起きます。
権限設計と参照範囲を、部門・施設ごとの利用者一覧と照合します。複数施設・複数部門をまたぐ構成では、他部門の画像が参照できる、自部門の画像が参照できないといった設定漏れが起きやすくなります。
PACS更改では、単体から受け入れまでの動的テストで、画像の受け渡しと業務シナリオの不具合を段階的に検出します。
保存期間の上限・下限や検査単位の画像枚数の境界値で、保存・削除・アーカイブ処理が仕様どおりかを確認します。境界をまたいだ際の例外処理の抜けを、単体の段階で摘出します。
モダリティからPACSへの画像送信、RISとの検査情報の受け渡しを、実際の連携手順で検証します。通信断からの再送時に、画像の重複登録や欠損が起きないことを記録付きで確認します。
受付・撮影・送信・読影・実施情報の返却まで、診療放射線技師と読影医の実業務に沿ったシナリオを通します。電子カルテ経由の参照も含め、部門をまたぐ流れで不整合が残らないかを検証します。
旧システムから移行した過去画像について、移行前後の同一性と付帯情報の欠落有無を確認します。あわせて参照時の表示性能を実環境の端末で確かめ、稼働可否の判断材料にします。
固定費を抱えない人日単位のアサイン、監査にも使える独立した検証の記録、育成期間なしに活かせる専門ノウハウなど、第三者へのアウトソースには複数のメリットがあります。
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独立した検証で偏りを排し、監査に使える客観的な記録を残せます。
JSTQB認定エンジニアが在籍し、対象領域固有の検証知見を育成期間なしに活用できます。
PACSの更改や改修では、電子カルテやRIS、モダリティとの連携まで含めて検証範囲を定める必要があります。GENZは範囲の設定からテストの実行、不具合票の管理、報告書の作成までを担います。
要件の整理の段階から参加し、モダリティ・RIS・ビューア間の連携を含めて検証範囲を医療情報システム部門のご担当者様と合意します。
テスト設計から実行、不具合票の起票と管理までをGENZが担います。実業務シナリオに沿った確認を診療放射線技師の方と進めます。
発注側の受け入れテストとベンダーのテストの境界を第三者の視点で整理し、どの不具合をどちらが確認するのかを明確にします。
不具合票には発生手順と影響範囲を記録し、報告書には判定の根拠を残します。運営会議への説明や監査対応にそのまま使える形で納品します。
PACSの受け入れテストは、検証範囲の整理から始まります。ご相談から報告書の納品までを説明します。
システム構成と更改の範囲を確認し、検証の対象と優先順位を整理します。
発注側と供給側のテストの境界を整理し、見積もりを提示します。
合意した範囲でテストを実施し、不具合票を管理しながら結果を共有します。
検証結果を報告書として納品し、再確認や追加検証の要否にも対応します。
検証範囲の整理から始める無料相談
更改や改修の要件が固まっていない段階でもご相談いただけます。GENZがテスト範囲の整理と優先順位付けを行い、必要工数の考え方と回帰テストなど関連テストの要否をあわせてお示しします。